Kaneko MK, Kunita A, Abe S, Tsujimoto Y, Fukayama M, Goto K, Sawa Y, Nishioka Y, Kato Y.
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A chimeric anti-podoplanin antibody suppresses tumor metastasis via neutralization and antibody-dependent cellular cytotoxicity
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Cancer Sci., in press
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2012/7/15(日)
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8月1日から事業開始します。
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2012/7/14(土)
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一連の出張も終わり、ようやくラボに戻ってきました。3つの学会参加(名古屋、小倉、広島)、文科省でのヒアリング、2つの会社訪問とプレゼン、などなど、盛りだくさんの日程でした。昨年は学会参加がいっさいできなかったため、会う人会う人に、<久しぶりー>と言われたり、<海外に言ってたの?>と言われたりと、いろいろな反応でしたが、人に会って話すことの大切さを再認識しました。
おかげさまで、文科省の創薬PFプロジェクト(創薬PF;今回の一連の出張中にあったヒアリング)に採択され、今月はその立ち上げで忙しくなります。私の運営する研究チームごと、大きな研究班に加えて頂きましたので、自分の持つアイディアや技術をこのプロジェクトで十分に生かしたいと思っています。
このプロジェクトが採用されるまで、とても長く苦しい道のりでした。過去2年間、科研費をはじめとした申請書にアイディアを書いてもなかなか採択されず、大学内で話をしても理解されず、何度も諦めかけました。そんな時、ある研究所でのシンポジウムに招待され、そこで講演をしたことがきっかけで、<そのアイディアを新規プロジェクトに生かしてみないか?>とある先生に誘われました。そこからは、猛烈な勢いでディスカッションを繰り返し、今日に至りました。<研究は誰にでもできることではない。決して諦めてはいけない。研究をやめてはいけない。>と何度も励まして頂き、もう一回がんばってみよう、と決心したのは、ほんのちょっと前のことです。
不思議なもので、これまでどの会社からも相手にされなかったのですが、現在、大手の会社2社から、私達の開発したシーズを使いたいというオファーが入っています。上記のプロジェクトと並行して、またうまく連携して、推進していきたいと思っています。このようなチャンスは、もう二度と来ないと思っています。
出張期間中、ホテルに帰る途中にラーメン屋にひとりで寄りました。"Now or Never"という言葉になぜか勇気づけられました。
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2012/7/12(木)
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辻本先生のポスター発表でした。
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2012/7/11(水)
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広島に来ました。
明日から、日本がん転移学会です。
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2012/7/10(火)
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文科省の新プロジェクトに採択されました!
初めての大型プロジェクトです。忙しくなりますが、精一杯がんばります。
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研究開発施設共用等促進費補助金(創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業)創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業(創薬PF)•解析拠点•生産領域
「動物細胞発現系を用いた高難度タンパク質生産支援と糖鎖工学・抗体工学を用いたその高度化」
分担研究機関課題管理者:加藤幸成;課題管理協力者:金子美華
(代表機関課題管理者:<大阪大学>高木淳一)
平成24年度ー平成28年度
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今日から、週末まで出張です。今日は、某会社でのプレゼンを行います。営業活動も大変ですが、こちらから乗り込んで行かなければ、誰も相手にしてくれません。明日、広島で開催される日本がん転移学会に出席します。辻本先生が発表です。
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本日、日本癌学会総会の演題採択の連絡が来ました。ポスターで出したのですが、抗体療法のセッションの口演での発表になっていました。また、同じ日に抗体療法の別のセッションの座長の依頼も来ました。口演で出してもポスターに回されることが多いのですが、ようやくポドプラニン抗体の波が来たのでしょうか。今年は札幌での開催なので、単に、演題数が少ないのかもしれません。
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2012/7/7(土)
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来週の転移学会では、辻本先生が発表します。今日はその予行練習をしましたが、良く準備してくれていました。本番も期待しています。
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ところで、昨日、”Yukinari Kato”という同姓同名の方が、PubMedに登場しました。これまで”Yukinari Kato”で検索すると私だけだったのですが。。。
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2012/7/5(木)
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培養細胞にコンタミ発覚。PCRにより、CHOの一連のトランスフェクタントからマイコプラズマが検出されました。おそらく、ヒト口腔からの感染でしょう。培養室ではしゃべってはいけません!
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2012/7/5(木)
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Duke大学からNZ-1抗体関連の特許が公開となりました。(Duke大学からの特許)
驚いたことに、加藤と金子が発明人に入っていません。もちろん、NZ-1抗体を樹立しDuke大学に持ち込んだのは加藤ですし、scFvをDuke大学で最初に作製したのは金子です。こういうことを平気でやるのがアメリカという国なのでしょう。こちらも早速、対抗策を取ります。負けてはいられません。
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2012/7/5(木)
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Web of Scienceで引用数を調べてみると、我々のポドプラニン関連の論文では、以下の3つが50以上の引用数があります。特に、Tumor Biologyの論文は、Impact factorは低いのですが、とても良くがんばっています。
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先日の分子標的治療学会の記事が日経バイオにいろいろと出ていました。私も頑張って聞いていましたが、さすが、記者はすごいです。
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2012/7/1(日)
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7月になりました。ラボもあと8ヶ月です。
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2012/6/29(金)
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日本がん分子標的治療学会も終了し、飛行機で帰ります。2週連続の学会参加はとても疲れました。先週末から風邪をひいてしまい、体力的も限界です。
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2012/6/27(水)
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東京での重要な会議が無事終了。これら福岡に移動します。
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2012/6/26(火)
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結城学長とお話をしました。(学長オフィスアワー in 飯田)
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体調も少し良くなりました。明日の昼頃に、東京で重要な会議があるため、今日の最終の新幹線で移動しています。会議の後、すぐに福岡に移動し、日本がん分子標的治療学会に参加します。今回はかなり久しぶりの発表になります。第16回学術集会 日本がん分子標的治療学会
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2012/6/24(日)
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金曜日の宿泊のホテルがあまりにもひどすぎて(あるいは疲れがたまったか)、体調を崩してしまいました。来週の出張がもっと大切な会議がありますので、気合いで直さなくてはなりません。
入り口が外にあるホテルは、アメリカ以来です。しかも屋根裏。。。中は湿っていて、エアコンをつけて寝たら、これで喉を痛めました。
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2012/6/22(金)
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名古屋での学会参加を終えました。今回は異分野の学会ということで少々疲れましたが、いろいろと勉強になりました。
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今回は共著の仕事(名古屋大学との共同研究)ですが、ラボの12報目がアクセプトされました。我々の作製した抗体(NZ-1.2, IMab-1)が使われています。
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Motomura K, Natsume A, Watanabe R, Ito I, Kato Y, Momota H, Nishikawa R, Mishima K, Nakasu Y, Abe T, Namba H, Nakazato Y, Tashiro H, Takeuchi I, Mori T, Wakabayash T. Immunohistochemical analysis-based proteomic subclassification of newly diagnosed glioblastomas with integrated genomic and epigenetic profiles. Cancer Sci., in press
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2012/6/21(木)
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午後のワークショップは抗体関連でしたので、まじめにメモも取ってみました。
全体的な印象として、いろいろ奇抜なアイディアが盛り込まれているが、応用にはまだまだ努力が必要なのでは?という感じです。少なくとも、抗体医薬を考える際には、我々の古典的抗体作製法を凌駕するものではありません。一方で、このような奇抜な発想は、研究費を獲得するには大切なのかもしれません。
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2012/6/21(木)
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今日の朝のシンポジウムは完全に異分野の内容で、全く理解できませんでした。しかし、これから関わらなくてはならないので、全くわからないなんて言っていられません。ポスター会場も熱気がすごくて、涼しいところに避難してきました。みなさん、楽しそうにディスカッションしていて、本当にサイエンスが好きなのね、という感じです。企業のブースもありますが、全く誰も足を止めず、まっすぐにポスターのところに行く様子が、他の学会とは異なる印象を受けました。今日の昼に、重要な会議も無事終え、今回の学会参加の目的は達成しました。
名古屋国際会議場の中庭にある巨大な像はいったい何なんだろう?とみなさん冷たい評価です。しゃちほこはわかりますが。
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2012/6/20(水)
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蛋白質科学会年会の1日目です。今日はは、何人かの偉い先生と挨拶ができました。15年ぶりにお会いした鍋島陽一先生は、ワークショップでklothoの最近のトピックスをお話されました。名刺交換をし、過去に私がklothoの抗体を作った話をしたところ、もちろん覚えて下さっていました(本当か?)。鍋島先生は今でもklothoの研究を積極的に行われており、このように一つの分子を20年近く研究されているということに感銘を覚えました。
また夜には、共同研究をしている大阪大学蛋白研の先生方のお食事会に参加させてもらいました。終電に飛び乗って、ホテルに帰りました。
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暖善 金山庭(金山駅そば)にて
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2012/6/19(火)
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今日から週末まで出張です。明日から名古屋で開かれる蛋白質科学会年会に参加します。
第12回蛋白質科学会年会
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2012/6/18(月)
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8Lの3回目のカラム吸着の結果、0.2mgが取れました。すべて濃縮したところ、約2.5mgになりました。やや収量には不満ですが、最低限の量は取れたようです。今後、共同研究者からオーダーが入るたびに、8Lの培養を行い、一気に2mgを精製します。
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2012/6/17(日)
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8Lの2回目のカラム吸着の結果、0.5mgが取れました。これで合計、2.6mgになります。もう少し取れそうなので、3回目のカラム操作に入っています。あまり産生効率は良くありませんが、とりあえず、1回の作業でin vivo実験一回分のキメラ抗体が取れるようになり、実験効率は上がってきました。
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2012/6/15(金)
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福岡歯科大学の沢先生との共同研究の論文が、Acta Histochem. Cytochem.にアクセプトされました。大学院生の辻本先生が大きな貢献をした論文です。
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Chiaki Kaj, Yuta Tsujimoto (contributed equally), Mika Kato Kaneko, Yukinari Kato, and Yoshihiko Sawa.
Immunohistochemical Examination of Novel Rat Monoclonal Antibodies against Mouse and Human Podoplanin.
Acta Histochm. Cytochem., in press
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この調子で、今年は論文を量産していきたいと思います。
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2012/6/14(木)
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合計8Lから1回目のelutionで2.13mgが取れました。二回目の吸着に入ります。地道な作業です。
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2012/6/13(水)
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今週は、毎日培養上清を回収し、合計8Lの回収が終わりました。家庭用冷蔵庫では、カラムが小さいものしか立てられないため、O/Nで2Lずつカラムにかけています。明日の朝には8Lが終わります。早く、クロマトチャンバーで精製作業を行いたいです。そんな日が来るのかどうか。。。
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2012/6/11(月)
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先日、愛用しているCHO-s-SFMII培地の50Lの粉を思い切って購入しました。こんな小さなラボですが、10Lのスケールで大量培養をしています。しかし問題はまだあります。大量培養の後、培養上清を回収しますが、その培養上清10Lを一度にカラムにかけるためのクロマトチャンバーや低温室がありません。ラボ3年目になりますが、まだ、家庭用冷蔵庫を改造して精製を行っています。蛋白精製を行っている方が聞くと驚くと思いますが、これでもmg単位で抗体や蛋白質を精製しています。
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2012/6/6(水)
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6月もあっと言う間に1週間が経ちました。今月は、2つの大きな学会参加があるため、実験を前半につめなくてはなりません。忙しくなります。
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2012/5/31(木)
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今の研究施設にはBIAcoreなどがないため、抗体のaffinityが簡単に算出できません。よって、ラボでできる範囲の簡易のaffinityの算出法を立ち上げています。ひとつはflow cytometryを用いたkineticsですが、これはDuke大学でも使用していたため、すぐにできるようになりました。NZ-1抗体に関しては、Scatchard analysisとほぼ同じ結果になり、しかも細胞系を使いますので、実際の細胞や組織に対するaffinityを算出できます。今週はさらに、ELISAを用いたaffinity算出法を立ち上げました。こちらの方法で算出したaffinityも、以前のBIAcoreのデータとほぼ同じものになりました。BIAcoreの外注をすると、1検体50万円(!)ほどしますが、flow cytometryやELISAを使えば、数百円でできます。しばらくは研究費が厳しいので、すべての抗体のaffinityをこの2つの方法で決定していきます。
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今年度もあと10ヶ月。すなわち、分子腫瘍マーカー研究チームもあと10ヶ月となりました。6月はいろいろと動きがあると思いますので、頑張ります。
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2012/5/29(火)
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新規樹立抗体のPassage-10を凍結しました。ひと安心です。また、このハイブリドーマのリクローニングが成功し、その細胞もP-3に入りました。不思議なもので、同じ条件で、同じクローン由来の6クローンを培養していましたが、そのうち2個は死んでしまいました。同じクローン由来なのに、わずかな細胞密度の違いで死んでしまうほど、難しい細胞のようです。
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ヒトキメラ型抗podoplanin抗体(NZ-8)の培養/精製も再開しました。そろそろ、NZ-8関連の仕事も最終段階に入っています。現在のリバイス論文をとにかく仕上げなくてはなりません。共同研究者の先生方にはいろいろお世話になり、感謝しています。
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2012/5/26
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今日は山形大学で生化学会東北支部会が開かれ、我々のラボからは、金子が発表しました(プログラム)。今日は私が子供の世話をするということで、朝から公園に行き、ランチ後に昼寝をさせ、午後から息子2人のピアノのレッスン、一旦帰宅して泰成に薬を飲ませ、ラボで夕食を取らせている間に、細胞の植え継ぎを開始しました。
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20種類程度の細胞を培養中のため、今日は夜からの仕事を覚悟していました。生化学会東北支部会の懇親会も中盤になったところで、共同研究者の先生に挨拶だけでもしようと思い、息子二人を連れて会場へ。そこから、金子に息子2人をバトンタッチし、細胞に集中しました。
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仕事が終わり、最後にフリーザーのストックメモを見ると、大切な細胞の記録がない!?慌ててボックスを確認してもない!!培養室に戻ってみると、トリプシンで剥がした細胞を回収しないでゴミ箱に入れてあるのを発見。幸い、ゴミ箱の一番上にきれいにプレートが置いてあり、細胞も無事に回収できました。UVをかけてなくて良かったですが、まだストックを作っていない大切な細胞だったので冷や汗をかきました。
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時間はかかっても、何種類もの仕事を並べてやるのはミスの元。少し仕事を減らすようにとの警告かもしれません。いつも、細胞を剥がしている間に、次の細胞のチェックをし、遠心をしている間に、次の細胞を剥がし、、、と平行して次々にやっていくのですが、そろそろ、頭で整理ができなくなってきているのかもしれません。。。
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2012/5/25
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研究をするためには研究費が必要。ということで、常に研究費の申請を試みています。しかし、今日も事務から残念な連絡が。。。学内選考で落ちたとのこと。つまり、学部長に選んでもらえず、返却されてきました。この財団は、前回も学内選考で落ちましたので、まだ一度も申請まで至っていません。時間をかけて申請書を書きますので、悲しいです。土俵に上がれなかったら相撲は取れません。せめて、要旨で事前に選考をして、選ばれた人だけが申請書を書くようなシステムにしてもらえれば、少しは納得がいくのですが。。。
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2012/5/22
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これまで作製した抗体を使った免疫染色を開始しました。期待通りに染まったり、期待外れだったり、一喜一憂しています。免疫染色はいろいろと条件検討が必要なため、しばらくかかりそうです。やはり、手元であらゆる実験を自分でできる環境を整える大切さを痛感します。
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顕微鏡(写真の右の方に写っているもの)は、学生実習室でいらなくなったものを借りています。今の学生たちの方が、レベルの高い新しい顕微鏡を使っているわけです。しかし、まだ顕微鏡すら買う予算がありませんので、しばらくは(と言っても、このラボもあと残り10ヶ月で閉鎖ですが。。。)これで我慢です。せめて写真ぐらいは取れるようにしたいところです。
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2012/5/16
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ようやく免疫染色の系を立ち上げました。これまでは抗体を作製することに集中してきましたが、ラボ3年目は、作製した抗体のcharacterizationに集中します。かなり興味深いエピトープの抗体が多数ありますので、免疫染色での反応性にも期待できます。
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2012/5/13
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今日は日曜日。午後に2時間の停電があったため、午前中に細胞の世話をし、停電後に念のために電源の確認をしましたが、問題ありませんでした。非常電源を常に設置して頂いて感謝しています。
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新規ハイブリドーマはまだ完璧ではありませんが、一応、増殖しているようです。今週中にストックが完了できれば、あとは精製抗体を取る作業に入れます。
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2012/5/12
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変異型IDH1/2に対する新規抗体が追加でひとつ樹立できました。現在、ハイブリドーマの最初のストックを行っていますが、どうしても週末にかかってしまうため、週末も毎日世話をしています。継代の最初の方は、どうしても細胞が不安定であり、特にこのような大切な細胞の場合は心配です。
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2012/4/27
今日で、4月も終わり。本当に1ヶ月は早く感じます。明日から連休ですが、どこにも出かける予定はありませんので、いつもの通りに細胞の大量培養を行っています。
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<病院前の桜並木>
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2012/4/25
今日は、解剖学教室の花見に呼ばれ、家族で参加しました。花見と言っても室内で弁当を食べる、という感じでしたので、自宅に帰った後に、霞城公園の夜桜を見に行きました。素晴らしい桜です。
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申請書もひとつ書き終え、一息といったところです。
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2012/4/21
桜が開花しました。日当りの良いところだけ、咲いているようです。(我々にも春の知らせが来ることが待ち遠しいです。)
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2012/4/20
先日rejectになった論文を、少しは忘れようと思っていましたが、やはり無理でした。家に帰った後、再投稿しました。今度は、アクセプトになることを祈って。。。
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2012/4/18
一昨日の論文のことは忘れてしまうほど、忙しくなってきました。論文はしばらく保留にして、次の仕事に集中しています。
さて、今日はこれから東京出張です。共同研究者との仕事の打ち合わせです。声をかけて頂けるのはありがたいことです。
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2012/4/16
投稿していた論文について、ひとつ残念な結果が返ってきました。毎回のことではありますが、やはりショックです。しかし、出し続けるしかありません。
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2012/4/11
本ホームページのアクセス数が10万を突破。
(100000.jpg )
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2012/4/11
久しぶりに出張しました。今回は、大阪大学蛋白研との共同研究の一環で、研究の打ち合わせを行いました。東京は少々肌寒い感じでしたが、桜は満開です。大阪に行くと、むしろ暑いぐらいで、上着も脱いで過ごしました。大阪大学蛋白研の先生からは、新たなテーマを頂きました。とても刺激的な内容です。今後の展開が楽しみです。
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2012/4/9
科学研究費補助金(基盤研究B)「ADCC活性に基づく肺癌・中皮腫の抗体療法開発と免疫学的バイオマーカー探索」(平成24年度ー平成26年度;研究分担者:加藤幸成)が採択されました。徳島大学との共同研究です。
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2012/4/6
科学研究費補助金(基盤研究B)「腫瘍微小環境に基づいたVEGF抑制を超える脳腫瘍に対する血管新生抑制療法」(平成24年度ー平成26年度;研究分担者:加藤幸成)が採択されました。筑波大学との共同研究です。
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2012/4/4
IDH1/2関連抗体の次の変異の抗体が取れ、WBに有用であることもわかりました。この関連の5つ目の抗体樹立です。
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2012/4/4
今日は朝から大雪です。まだ春は来ないという感じです。辻本先生の最後のfusionの仕事を引き続き行っています。今回のシリーズの6匹の中では、もっともfusion効率は良く、少し安心しています。ミエローマのロットを変え、1週間培養した、状態の良いものを使ったのが良かったのかもしれません。いくつかpositive wellがありましたので、この培養上清をすべて吸引し、新しい培地で96 well plateに植え継ぎました。2日後に再評価を行います。
IDH1/2関連抗体の仕事も引き続きを行っています。ようやく、次の変異の抗体が取れてきました。まだ、ELISAレベルですが、WBに有用であることがわかれば、すぐに論文化します。世界の研究者がすぐに使えるように、販売も最速で行います。
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2012/4/1
平成24年度が始まりました。同じ職場で3年目を迎えるのは、実は初めてです。決意を新たにがんばりたいと思います。
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2012/3/30
本日で平成23年度が終了しました。実際には、明日(土曜日)も細胞の植え継ぎがありますので、あと1日で終わりです。今年度も、ラボメンバーがいろいろと頑張ってくれました。何と言っても、大学院生の辻本先生が、社会人入学の大学院生として毎日夕方以降にラボに通ってくれました。多くのハイブリドーマを作製してもらいました。まだ発表していない抗体も多くありますので、次々に論文にしていきたいと思っています。
学生さんもよく働いてくれました。小さいラボですので、学生さんの働きも重要です。来年度が最後の1年になりますが、若い力を借りて頑張りたいと思っています。
大学が我々のラボの続行を全く考えていませんので仕方がありませんが、(自分で言うのも何ですが)あと1年で終わらせるのは本当にもったいないと思います。ようやくラボから成果が出始めている状態なのに、あと1年ということで、もうまとめに入らなくてはなりません。何とか次の職場を見つけて、今の仕事を続行させ、各種抗体の臨床応用を目指したいと思います。走り続けるしかありません。
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2012/3/30
一つ目の抗原に対する抗体のクローンを取ることに先日成功しましたが、FACSやWBには使えない抗体でした。残念ながら、一つ目の抗原については終了です。2つ目の抗原については、2匹ともfusionがうまくいきませんでした。3つ目の抗原については、1匹目からいくつかの陽性wellを選び、24 well plateで培養中です。再現性が取れれば、クローニングに入ります。2匹目にも期待していますが、fusionから1週間経ってもあまりコロニーが大きくならず、困っています。辻本先生も臨床に戻り、私がまた一人で抗体作製に取り組みます。最近のfusionがうまくいっていないことから、また来年度も条件検討から再開です。
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2012/3/28
今日は辻本先生のお疲れさま会をしました。この1年、とても良く働いて下さいました。
2012/3/26
今年度もあと1週間。気分転換も兼ねて、ラボの模様替えを行いました。ミーティングスペースを広げ、ゆったりとさせました。気持ちも落ち着きます。
先日の1つ目の抗原に対するハイブリドーマのクローニングの結果、本日、クローンが樹立できました。反応性はポリクローナルの培養上清と比べて格段に良くなっています。非特異な抗体を産生するハイブリドーマも混じっていたようです。やはり、同じwellに良い抗体と悪い抗体が混じっていました。この樹立したクローンが、FACSで良い反応性を示すことを期待しています。
2つ目の抗原に対する2匹分のfusionは残念ながらうまくいきませんでした。現在、3つ目の抗原に対するfusionのコロニー出現を待っています。
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2012/3/19
今年度最後のfusionを辻本先生に行って頂いています。1つ目の抗原2匹については、1匹目がとても良いfusion効率で、3well選択できました。しかし、この蛋白質の局在がよくわかっていないため、スクリーニングに苦労しています。膜に局在しているという話もありますが、ELISA陽性の1wellについて、FACSで反応性が確認できません。とりあえず、クローニングを行い、再度調べることになります。
2つ目の抗原についても2匹のfusionが終わりました。この抗原は、前回のシリーズで有用な抗体がたくさんとれました。1匹目はあまりfusion効率が良くなく、19%のwellにコロニーが出ていました。今日、1st ELISAを行いましたが、陽性wellはゼロ。2匹目に期待します。
3つ目の抗原の1匹目もfusionが終わり、あと1匹となりました。これは、随分前に挑戦して樹立できなかった抗原です。世の中に良い抗体が販売されていないので、何とか樹立したいところです。
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2012/3/12
本日、論文をひとつ投稿しました。とにかく、論文を出し続けます。
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2012/3/9
分子腫瘍マーカーチームとしての10報目の論文がPuMedに掲載されました。
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Takano S, Kato Y*, Yamamoto T, Kaneko MK, Ishikawa E, Tsujimoto Y, Matsuda M, Nakai K, Yanagiya R, Morita S, Tsuboi K, Matsumura A.(*corresponding author)
Immunohistochemical detection of IDH1 mutation, p53 and internexin as a prognostic factor of glial tumors
J Neurooncol. 2012 Mar 7. [Epub ahead of print] 2012 Mar 7. [Epub ahead of print]
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今回の論文は、医学部の学生さんも共著者になっていることも意義深いところです。(他学部ならば当然なのですが。)山形大学医学部も、私立大学並みに医学専門学校になっています。その割には、国家試験の合格率も下がってきているようです。もう一度、教育というものをしっかり見直す段階に来ているのではないでしょうか。
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今回の論文は、学生のうちからラボに出入りし、共著者になれるレベルの最先端の医学の知識や技術を身につけることも可能だということを示せたと思っています。
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2012/3/8
「山中所長によると、せっかく集めた優秀な人材が将来への不安から流出する問題が起きているという。そこで3年前に寄付を募る研究基金を設け、11日の京都マラソンでも寄付を募ることにした。」朝日新聞
今や日本で最も期待されているiPS研究に関わる京都大学ですら、このような問題が起きているとは、信じがたいことです。我々の来年の職が見つからないのも当然のように思えてしまいますが、そんなことは言ってられません。何とか、今の研究を発展させ、抗体医薬の開発をするまで研究を続ける意気込みで就職活動を頑張ります。
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2012/3/7
久しぶりに抗体のスクリーニングを行いました。今回は細胞免疫、ペプチドスクリーニングというプロトコールで、通常の抗体作製のプロトコールとは異なるため、陽性wellは少なかったものの、3wellが特異的に反応しました。再現性が得られれば、次のステップに入ります。
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2012/3/5
申請していた、大阪大学蛋白質研究所共同研究員 に採用され、大阪大学との共同研究を4月から開始します。当然、山形大学では実現不可能なプロジェクトであるため、このような共同研究を選んでくださった大阪大学の先生に感謝致します。このプロジェクトは、抗体の技術を大いに活かせるものであり、<抗体作製は研究ではない>と仰る先生方には理解不能なテーマかもしれません。とはいえ、結果がすべてですので、良い結果に繋がるように頑張りたいと思います。
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2012/3/4
山形大学の任期もあと1年余りとなりました。二年前に、空っぽの部屋からラボを立ち上げ、研究を開始し、共同研究を発展させ、プロダクトを世にだし、論文をまとめ、特許も申請する。。。
来年度の人件費確保、自分たちの次の職探し、、、仕事は増えるばかりですが、周囲の先生方の温かい励ましのおかげで、なんとか頑張っています。
2012/3/3
研究日記をリニューアル。
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<過去の研究日記>
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