東北大学では、AMED・生命科学・創薬研究支援基盤事業(BINDS)において、抗体に関する支援を実施します。BINDSのHPにて、加藤PJの研究が動画で紹介されています。
代表研究者:東北大学 加藤幸成
令和4年度(2022年度)~令和8年度(2026年度)(採択)
課題名:高難度糖タンパク質生産のための糖鎖細胞工学による支援と立体構造認識抗体作製の高度化
*以下の支援方針をご理解の上、支援を申し込んでください。
1. 支援では、糖タンパク質の高発現株生産、ペプチドタグシステムの提供、膜タンパク質生産のための糖鎖不全株の提供と作製、抗体工学技術を用いた抗体改変、抗体の大量生産、立体構造解析のための抗体の遺伝子クローニング等を実施します。
2. 支援は共同研究ベースとなります(論文や学会の成果発表時には、共同発表となります)。
3. 支援で作製した新規抗体は、東北大学の抗体バンクに掲載し、他の研究者も利用可能なシステムにしました。
4. 支援で作製した新規抗体の権利は100%東北大学に帰属しますので、東北大学から企業への導出も積極的に行います。これにより、世界中の研究者が使用可能となります。
東北大学では、平成29年度から開始されたAMED・BINDS(創薬プラットフォーム)において、様々な抗体に関するコンサルティングを実施しました。
代表研究者:東北大学 加藤幸成
平成29年度(2017年度)~令和3年度(2021年度)
課題名:抗体関連高度開発支援と糖鎖細胞工学による高度化
東北大学が持つ膜タンパク質生産技術および独自の抗体関連支援技術を用い、あらゆる抗体生産に関する支援と高度化を実施する。支援においては抗体関連高度開発支援を実施する。あと一歩で製薬企業に導出できる課題、前臨床試験・臨床試験に供する課題、ハイレベルなサイエンスを目指す課題等を積極的に支援し、プロジェクト全体の成果向上を目指す。依頼者からのすべての相談に対し多角的かつ包括的なコンサルティングを実施する。抗体大量生産支援においては、依頼者からの抗体産生細胞を独自の複数の培養技術から最も産生効率の良い方法を迅速に選び出し、最速で必要量を産生する。抗体遺伝子クローニング支援においては、構造生命科学における立体構造解析やscFv作製の際に必要となるCDR配列の迅速解読を行い、リコンビナント抗体作製や抗体遺伝子改変を実施する。抗体医薬開発を限られた時間と予算の中でシームレスにスピーディーに行うことは喫緊の課題であり、東北大学が実施する支援のメニューに積極的に取り入れていく。高度化では、「cell-based抗体作製技術」を確立し、免疫原作製から抗体作製までの期間を短縮し、効率の良い抗体作製技術を確立する。1次スクリーニングをハイスループットのフローサイトメトリーで実施し、構造認識抗体を確実に捕まえる。また、我が国独自の「糖鎖均一化発現細胞」を樹立し、構造生命科学に限らず、多くのライフサイエンス研究に有用な糖鎖不全株の樹立を目指し、細胞バンクを充実させる。さらに、東北大学が所有するタグシステムの精密化研究を実施し、抗体バンクの維持・運営を実施する。
平成30年度からの加藤プロジェクトによる支援方針について
BINDS-26まで登録済み。
500以上の抗体を登録済み。
BINDSの謝辞記載のある論文の紹介
BINDS支援課題からの論文の紹介
新型コロナウイルス関連の仕事を紹介します。