2017年も、いよいよあと3日となりました。今年は、ラボにも様々な変化がありました。とても充実した1年と言ってもいいと思います。一生忘れない1年となるでしょう。
今年、抗体創薬研究分野を立ち上げました。未来センターへの出向に伴い、医学系研究科に新分野の立ち上げを許可して頂きました。昨年までは、地域イノベーション分野という仮の名前でラボ運営を行なっていましたが、あくまで仮の分野でしたので、実際には分野としては登録されていませんでした。とても肩身の狭い思いをしていました。当時のラボメンバーには、とても苦労をかけたと思います。
抗体創薬研究分野という、長年の夢であった<抗体>を冠に付けたラボ名を認めて頂きました。また、抗体創薬共同研究講座を医学系研究科に立ち上げました。共同研究講座としては、医学系研究科において第一号となります。何事も、一つ目というのは苦労が多いものですが、この立ち上げまでには様々な方々にお世話になりました。一生忘れない経験になりました。改めて関係者の方々にお礼を申し上げます。企業との大型共同研究の立ち上げということでは、私にとっても初めての経験となりました。共同研究先に選んで頂き、関係企業の方々にも深く感謝申し上げます。
ラボ立ち上げに伴い、4年間過ごしたプレハブ(現在、保健学科D棟)から5号館7階に引っ越しをしました。ようやく、夢にまで見た研究棟への入居でした。この引っ越しについても、ラボメンバーが最も頑張りました(雪の降る中、サンプルの移動は大変でした)が、様々なメーカーや業者の方々に手伝って頂きました。大きな引越しはこれで終わりかと思うと、これまでの苦労が懐かしく思い出されます。さらに、先月まで、ラボの拡張工事もずっと続きました。初めて300平米近いラボスペースになりました。さらに良いことには、これがすべて一続きになっていることです。とても使いやすいラボになりました。ただ、このラボスペースの維持のためには、かなり高い家賃を払い続けるための予算確保が必要となります。そのためにも、良い研究を続けていかないといけません。
ラボの研究成果として特筆すべきは、2017年に合計31報の論文を掲載しました。アカデミアとして重要なのは、論文を出し続けることです。インファクトファクターの高い雑誌に掲載することは、もちろん研究者として重要なことですが、研究者の実力やテーマに見合った雑誌にしっかりと投稿することも重要だと考えています。研究者は、それぞれの実力をしっかりと理解し、できる範囲で無理なく仕事をしないといけません。私達の研究分野は、実用化を目指しているため、なかなかアカデミアの研究レベルは高くありません。その中で、研究成果を世界に向けて英語論文として発表し続けたことは、今年の大きな成果だと思います。さらに、今年は複数の導出を行いました。革新的バイオの成果だけでも、合計9件の企業導出を行いました。これについても、数よりも内容が大切であることは言うまでもありませんが、数・質ともに良い成果であったと考えています。
今年は、共同研究の成果もいろいろと出せたと考えています。優秀な共同研究者のおかげで、Nature communicationsやScientific reportsなど、インパクトファクターの高い雑誌にも共著にして頂きました。特に、PDISやBINDSの支援の効果は大きく、このプロジェクトに参画できたことは、私の研究人生を大きく変えました。あらためて、PDISの際に分担にして頂いた大阪大学の高木淳一先生には、深く感謝申し上げます。
初めてAMEDプロジェクトの代表になったものとして、革新的バイオ(2014年から)がありますが、いよいよ、来年が最終年度となります。計画からすべてひとりで考えることができ、充実したプロジェクト運営ができています。来年の総まとめに向けて、ラボメンバー全員で成果を出していきたいと思います。
来年度から、企業との共同研究も複数開始します。私達の技術がどこまで通用するのか、いよいよ試される時期がきました。大きなチャンスだと考えていますが、必ずしも研究はうまくいくとは限りません。じっくりと取り組みたいと思います。
今年は多くの方々にご指導頂き、深く感謝申し上げます。来年もよろしくお願い致します。
L1Mab-4の論文を投稿。これが今年最後の論文投稿となります。
来年度の革新的バイオの計画書を事務に提出。
午前中に企業の方との打ち合わせ。
来年度の革新的バイオの予算に関する連絡が来ました。深夜までかかりましたが、来年度の計画書も書き上げました。いよいよ革新的バイオも最終年度です。
今年最後の医学部教授会出席。
ラボの大掃除。ラボスペースが広くなったので、エアコンだけでもたくさんあります。
L1Mab-4の論文を英文校正に提出。
ラボスペースの場所代金が決定。大学から良い回答を頂きました。これで安心してラボ運営ができます。
BINDSのHPが改定されました。
以下の4報が、MABの12月号に掲載されました。これで、2017年の掲載分が確定し、2017年は31報となりました。今年の目標を無事に達成しました。
Yamada S, Itai S, Nakamura T, Chang YW, Harada H, Suzuki H, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
Establishment of H2Mab-119, an Anti-Human Epidermal Growth Factor Receptor 2 Monoclonal Antibody, Against Pancreatic Cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother.,36(6): 287-290, 2017 (PDF)
Chang YW, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
Epitope Mapping of Monoclonal Antibody PMab-38 Against Dog Podoplanin.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., 36(6): 291-295, 2017 (PDF)
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Harada H, Kagawa Y, Konnai S, Kato Y*.
(*corresponding author)
Expression of cat podoplanin in feline squamous cell carcinomas.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother.,36(6): 243-250, 2017 (PDF)
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Chang YW, Harada, H, Kato Y*.
(*corresponding author)
Establishment of EMab-134, a sensitive and specific anti-epidermal growth factor receptor monoclonal antibody for detecting squamous cell carcinoma cells of the oral cavity.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., 36(6): 272-281, 2017 (PDF)
H2Mab-139のProofに対応。
追加の実験台や冷蔵庫が、講座スペースに納品されました。これで、セットアップが完了しましたので、共同研究講座の開講について、年明けに東北大学医学部のHPでアナウンスをする予定です。
PMab-48の論文が掲載されました。
Yamada S, Itai S, Kaneko MK, Kato Y.
PMab-48 recognizes canine podoplanin of lymphatic endothelial cells.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., https://doi.org/10.1089/mab.2017.0053, 2017 (PDF)
今日から2日間、BINDS報告会(@東大)。
昨日からAntibody Engineering & Therapeutics(@San Diego)に参加中。
来週の[BINDS報告会2017](@東京;12月18日〜19日)の発表資料(20分)を作成しました。
PMab-48論文のProofを提出しました。
PMab-52の続報を投稿しました。
ConBio2017にて、金子が発表しました。
PMab-52の続報を、英文校正に出しました。
我々の2報の論文が2週間freeでダウンロードできます。
糖鎖創薬のAMEDサイトビジットが無事に終了しました。
H2Mab-139の論文がアクセプトされました。
Kaneko MK, Yamada, S, Itai S, Kato Y*.
(*corresponding author)
Development of an Anti-HER2 Monoclonal Antibody (H2Mab-139) Against Colon Cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
H2Mab-119の論文がPubMedに掲載されました。
Yamada S, Itai S, Nakamura T, Chang YW, Harada H, Suzuki H, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
Establishment of H2Mab-119, an Anti-Human Epidermal Growth Factor Receptor 2 Monoclonal Antibody, Against Pancreatic Cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., DOI: 10.1089/mab.2017.0050, 2017 (PDF)
以下、募集します。
===========================================
募集種別: 抗体創薬研究分野分野「技術補佐員」
(フルタイムもしくはパートタイム勤務)
募集人員: 1 名
応募条件: 理系大卒
(その他詳細につきましては募集要項をご覧ください)
応募締切: 決まり次第締切
問い合わせ先:
東北大学大学院医学系研究科 抗体創薬研究分野
担当:金子美華
e-mail:antibodydrugdevelopment*gmail.com
(「*」を「@」に置き換えてください)
===========================================
===========================================
募集種別: 抗体創薬研究分野分野「産学官連携研究員(博士研究員)」
募集人員: 1 名
応募条件: 理系大学院出身者(博士号取得者もしくは取得見込の方。修士課程修了者で相応の能力のある方など)
(その他詳細につきましては募集要項をご覧ください)
応募締切: 決まり次第締切
問い合わせ先:
東北大学大学院医学系研究科 抗体創薬研究分野
担当:金子美華
e-mail:antibodydrugdevelopment*gmail.com
(「*」を「@」に置き換えてください)
===========================================
H2Mab-119の論文が掲載されました。
Yamada S, Itai S, Nakamura T, Chang YW, Harada H, Suzuki H, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
Establishment of H2Mab-119, an Anti-Human Epidermal Growth Factor Receptor 2 Monoclonal Antibody, Against Pancreatic Cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., DOI: 10.1089/mab.2017.0050, 2017 (PDF)
自己論文の引用数が4,000を超えました。
毎年の引用件数も、2011年(震災の年)から順調に増え、4倍程度になっています。
革新的バイオ・加藤プロジェクトの7件目の導出案件について、シーズの発送を完了。
仕事のメインMACにモニターを接続し、効率アップ。
北大での会議に参加しました(農研機構・生研センタープロジェクト)。
会議が終わったら真っ暗になっていました(午後七時頃)。
ホテルには、午後八時過ぎに到着。。。いつもながら、ハードな会議でした。
BINDSのパンフレットが完成しました。
PMab-38のエピトープマッピングの論文が掲載されました。
Chang YW, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
Epitope Mapping of Monoclonal Antibody PMab-38 Against Dog Podoplanin.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., DOI: 10.1089/mab.2017.0048, 2017 (PDF)
47-mG2a論文のmajor revisionが来ました。今回は勝負論文ですので、追加実験にもしっかり対応します。リバイス期間も5ヶ月ということで、2018年4月19日が締め切りです。
メインのコンピューターを更新。さらに仕事のスピードを上げていきます。
H2Mab-119に関する論文のProofを提出しました。
共同研究の打ち合わせで、大阪の企業を訪問しました。
2つの論文がアクセプトされました。
Yamada S, Itai S, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
PMab-48 recognizes canine podoplanin of lymphatic endothelial cells.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
Suzuki T, Takakubo Y, Oki H, Liu X, Honma R, Naganuma Y, Goodman S, Kaneko MK, Kato Y, Takagi M.
Immunohistochemical Analysis of Inflammatory Rheumatoid Synovial Tissues Using Anti-Human Podoplanin Monoclonal Antibody Panel.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
H2Mab-119に関する論文のProofが来ました。
PMab-38のエピトープマッピングに関する論文のProofを提出しました。
共同研究の打ち合わせで、大阪の企業を訪問しました。
PMab-38のエピトープマッピングに関する論文のProofが来ました。
革新的バイオのサイトビジット(AMED、文科省などから8名がラボにご訪問)が無事に終了しました。とても重要なアドバイスを頂きました。残りの1年半、全力で頑張ります。
東京で、BINDSのコンサルティング(企業)を実施。
夕方から、企業の方と東京で面談。抗体医薬開発の現状について、良い議論ができました。
午後から、企業の方と会議室で面談。その後、医学部の先生2名と会議室で面談。とても建設的なディスカッションができました。会議室もフル稼働です。
革新的バイオのサイトビジット用のプレゼン資料を作成しました。
再来週には革新的バイオのサイトビジット(AMED、文科省などから9名がラボにご訪問)があります。会議室のセットアップは完了しました。すでにいろいろな会議に使っていますが、なかなか快適です。
1週間気合いを入れるため、ラボのトップページの写真の1枚目を会議室にしました。
第二回抗体創薬研究セミナーを開催しました。
日時:11月2日(木) 午後2時~午後3時
場所:星陵会館2階・大会議室(医学部・生協の二階)
講演者:北海道大学大学院 獣医学研究院
准教授 今内 覚 先生
タイトル:『動物用バイオ医薬品の開発』
2報の論文がMABに掲載されました。
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Harada H, Kagawa Y, Konnai S, Kato Y.
Expression of cat podoplanin in feline squamous cell carcinomas.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., DOI: 10.1089/mab.2017.0046, 2017 (PDF)
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Chang YW, Harada, H, Kato Y.
Establishment of EMab-134, a sensitive and specific anti-epidermal growth factor receptor monoclonal antibody for detecting squamous cell carcinoma cells of the oral cavity.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., DOI: 10.1089/mab.2017.0042, 2017 (PDF)
H2Mab-119の論文がアクセプトされました。
Yamada S, Itai S, Nakamura T, Chang YW, Harada H, Suzuki H, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
Establishment of H2Mab-119, an Anti-Human Epidermal Growth Factor Receptor 2 Monoclonal Antibody, Against Pancreatic Cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., DOI: 10.1089/mab.2017.0050, 2017
47-mG2a論文がUnder Reviewになりました。
PMab-52続報のProofが来ました。共著者全員の確認が取れましたので、雑誌社に返しました。
革新的バイオの6件目の導出案件(抗体)がSan Diegoに到着したようです。しっかり書類を書いていますので、順調に1日で到着しました。これまでのひとつひとつの経験が生きています。
明後日から米国出張です。
(再掲)第2回 抗体創薬研究セミナーのご案内『動物用バイオ医薬品の開発』
*ご出席予定の方は、事前に加藤までお知らせください(E-mail: yukinarikato(a)med.tohoku.ac.jp)。もちろん、直接来てくださっても結構です。
第2回 抗体創薬研究セミナー
日時:11月2日(木) 午後2時~午後3時
場所:星陵会館2階・大会議室(医学部・生協の二階)
講演者:北海道大学大学院 獣医学研究院 獣医学部門 病原制御学分野 感染症学教室
准教授 今内 覚 先生
タイトル:『動物用バイオ医薬品の開発』
<要旨>
感染免疫・腫瘍免疫において病原体や腫瘍を排除する活性化リンパ球は、『免疫チェックポイント』によって制御され過剰な免疫応答が抑えられている。この免疫チェックポイントは、種々の免疫制御(抑制)因子によって制御され、恒常性が保たれている。しかし一方で、慢性感染症を含む難治性疾病では、種々の免疫制御因子の暴走が、病態の進行および維持に関連することが示唆され、感染細胞や腫瘍細胞が排除されない免疫回避機序の一因であることが示されている。このような慢性感染症や腫瘍疾患ではProgrammed death 1 (PD-1) に代表される免疫抑制受容体が、エフェクター細胞上で発現が上昇し、それぞれのリガンドと結合することでエフェクター細胞の免疫疲弊化を誘発し、細胞増殖能、サイトカイン産生能、細胞傷害機能を著しく低下させている。
免疫異常(不全)を呈する動物の疾患は多いが、機序についてはほとんど明らかでない。我々は北海道大学に寄せられた家畜や伴侶動物(ペット)の臨床検体等を用いて、疾病横断的に難治性疾病の病態発生機序の解析を行ってきた。その結果、難治性疾病の病態進行にはPD-1などの免疫抑制受容体が深く関与すること、また、これらに対する抗体により疲弊化した抗ウイルス免疫、抗細菌免疫、抗リケッチア免疫および抗腫瘍免疫が再活性化され、難治性疾病の制御法として利用できることを明らかにした。現在、生体を用いた臨床応用試験を実施中である。また、我々が樹立した抗体は、他種に交差反応を示すことから動物横断的な解析(水牛、ブタ、ヒツジ、ウマ、イヌ、ネコなど)も行っている。
本制御法の特徴は、エフェクター細胞を標的とすることから細胞増殖能をはじめ種々のサイトカインの誘導および細胞傷害機能など多機能的な効果により抗病原体効果や抗腫瘍効果を発揮することである。ヒトでは、2014年に日本発の免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ)として上市に至り、今なお種々の疾病に対する臨床治験が活発に行われている。今後、獣医療への応用も期待される。
47-mG2a論文を投稿しました。
EMab-134論文のproofを提出しました。
革新的バイオの6件目の導出案件(抗体)を、米国企業に発送しました。台風の中ですので、今晩、無事に飛び立つか心配です。
47-mG2a論文の英文校正が、2日早く戻ってきました。夜中3時までかかりましたが、なんとか投稿作業を99%終えました。共著者全員に送りましたので、了解が得られ次第、投稿します。
MAB2017年10月号に、我々の4つの論文が掲載されました。
Itai S, Fujii Y, Nakamura T, Chang YW, Yanaka M, Saidoh N, Handa S, Suzuki H, Harada H, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y.
(*corresponding author)
Establishment of CMab-43, a Sensitive and Specific Anti-CD133 Monoclonal Antibody, for Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., 36(5): 231-235, 2017 (PDF)
PDIS
Itai S, Kaneko MK, Fujii Y, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Handa S, Chang YW, Suzuki H, Harada H, Kato Y.
(*corresponding author)
Development of EMab-51, a Sensitive and Specific Anti-EGFR Monoclonal Antibody in Western Blot and Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., 36(5): 214-219, 2017 (PDF)
PDIS
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Harada H, Kato Y.
(*corresponding author)
Immunohistochemical Analysis Using Anti-Podocalyxin Monoclonal Antibody PcMab-47 Demonstrates Podocalyxin Expression in Oral Squamous Cell Carcinoma Cells.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., 36(5): 220-223, 2017 (PDF)
PDIS
Yamada S, Itai S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Chang YW, Handa S, Harada H, Kagawa Y, Ichii O, Konnai S, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
PMab-52: Specific and Sensitive Monoclonal Antibody against Cat Podoplanin for Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., 36(5): 224-230, 2017 (PDF)
PDIS
H2Mab-119の論文のリバイスが来ましたので、すぐに訂正して投稿しました。
PMab-38のエピトープ解析の論文がアクセプトされました。これが、2017年の30報目です。目標達成しました。
Chang YW, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y*.
(*corresponding author)
Epitope Mapping of Monoclonal Antibody PMab-38 Against Dog Podoplanin.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
【開催案内】第2回 抗体創薬研究セミナーのご案内『動物用バイオ医薬品の開発』の要旨を以下に掲載します。
<要旨>
感染免疫・腫瘍免疫において病原体や腫瘍を排除する活性化リンパ球は、『免疫チェックポイント』によって制御され過剰な免疫応答が抑えられている。この免疫チェックポイントは、種々の免疫制御(抑制)因子によって制御され、恒常性が保たれている。しかし一方で、慢性感染症を含む難治性疾病では、種々の免疫制御因子の暴走が、病態の進行および維持に関連することが示唆され、感染細胞や腫瘍細胞が排除されない免疫回避機序の一因であることが示されている。このような慢性感染症や腫瘍疾患ではProgrammed death 1 (PD-1) に代表される免疫抑制受容体が、エフェクター細胞上で発現が上昇し、それぞれのリガンドと結合することでエフェクター細胞の免疫疲弊化を誘発し、細胞増殖能、サイトカイン産生能、細胞傷害機能を著しく低下させている。
免疫異常(不全)を呈する動物の疾患は多いが、機序についてはほとんど明らかでない。我々は北海道大学に寄せられた家畜や伴侶動物(ペット)の臨床検体等を用いて、疾病横断的に難治性疾病の病態発生機序の解析を行ってきた。その結果、難治性疾病の病態進行にはPD-1などの免疫抑制受容体が深く関与すること、また、これらに対する抗体により疲弊化した抗ウイルス免疫、抗細菌免疫、抗リケッチア免疫および抗腫瘍免疫が再活性化され、難治性疾病の制御法として利用できることを明らかにした。現在、生体を用いた臨床応用試験を実施中である。また、我々が樹立した抗体は、他種に交差反応を示すことから動物横断的な解析(水牛、ブタ、ヒツジ、ウマ、イヌ、ネコなど)も行っている。
本制御法の特徴は、エフェクター細胞を標的とすることから細胞増殖能をはじめ種々のサイトカインの誘導および細胞傷害機能など多機能的な効果により抗病原体効果や抗腫瘍効果を発揮することである。ヒトでは、2014年に日本発の免疫チェックポイント阻害剤(オプジーボ)として上市に至り、今なお種々の疾病に対する臨床治験が活発に行われている。今後、獣医療への応用も期待される。
【開催案内】第2回 抗体創薬研究セミナーのご案内『動物用バイオ医薬品の開発』を医学部ホームページに掲載しました。
*ご出席予定の方は、事前に加藤までお知らせください(E-mail: yukinarikato(a)med.tohoku.ac.jp)。もちろん、直接来てくださっても結構です。
第2回 抗体創薬研究セミナー
日時:11月2日(木) 午後2時~午後3時
場所:星陵会館2階・大会議室(医学部・生協の二階)
講演者:北海道大学大学院 獣医学研究院 獣医学部門 病原制御学分野 感染症学教室
准教授 今内 覚 先生
タイトル:『動物用バイオ医薬品の開発』
特許情報を更新しました。
革新的バイオで開発した抗体1種類を、米国企業に導出しました。革新的バイオの導出としては6件目です。
47-G2a-fの論文を共同研究者全員に送りました。英文校正と合わせて投稿版にします。
47-G2a-fの論文を英文校正に出しました。今回は文字数が多いので、エコノミーコースです。10月23日に戻ってくるようです。
阪大蛋白研を訪問しました。蛋白研共同研究員の制度を使わせて頂いております。BINDSの支援課題に関する議論などを実施しました。
革新的バイオの3ヶ月に一度の達成管理表をAMEDに提出しました。3ヶ月ごとの報告書は最初は大変でしたが、今は日記のようになっています。自分のプロジェクトがどこまで進んでいるのかを把握できます。素晴らしいシステムです。
五十嵐研究科長との共同研究(BINDSの支援課題)の論文がPubMedに掲載されました。素晴らしいお仕事に関わらせて頂き、また多くのお気遣いに感謝致します。
Tamahara T, Ochiai K, Muto A, Kato Y, Sax N, Matsumoto M, Koseki T, Igarashi K.
mTOR-Bach2 cascade controls cell cycle and class switch recombination during B cell differentiation.
Mol Cell Biol., doi: 10.1128/MCB.00418-17., 2017
Abstract
The transcription factor Bach2 regulates both acquired and innate immunity at multiple steps including antibody class switching and regulatory T cell development in activated B and T cells, respectively. However, little is known about the molecular mechanisms of Bach2 regulation in response to signaling of cytokines and antigen. We show here that mammalian target of rapamycin (mTOR) controls Bach2 along B cell differentiation with two distinct mechanisms in pre-B cells. Firstly, mTOR complex 1 (mTORC1) inhibited accumulation of Bach2 protein in nuclei and reduced its stability. Secondly, mTORC complex 2 (mTORC2) inhibited FoxO1 to reduce Bach2 mRNA expression. Using expression profiling and chromatin immunoprecipitation assay, Ccnd3 gene encoding Cyclin D3 was identified as a new direct target of Bach2. A proper cell cycle was lost at pre-B and mature B cell stages in Bach2-deficient mice. Furthermore, AZD8055 mTOR inhibitor increased class switch recombination in wild-type mature B cells but not in Bach2-deficient cells. These results suggest that the mTOR-Bach2 cascade regulates proper cell cycle arrest in B cells as well as immunoglobulin gene rearrangement.
Google scholarで100以上の引用文献が10を超えました。中でも、Aggrus/podoplaninのクローニングの論文(加藤の博士論文)は、今日、200の引用を超えました。
Duke留学時代の最初の論文(IMab-1の樹立;BBRC2009)も100を超えましたが、他の分野で研究をすることの意義を改めて感じます。2009年は最後のポスドクの年でしたが、あれから8年が経ちました。随分前のようにも思えますが、8年前にポスドクとして実験だけに集中していたというのを考えると、まだまだ頑張らないといけません。
渡米中で気づきませんでしたが、和光純薬は4月から社名変更とのこと。しかし、名前が長いので、通称"Wako"のままなのでしょうか。英語では”FUJIFILM Wako Pure Chemical Corporation”となるみたいですので、論文での記載では文字数が増えます。。。
次の学会参加はフィラデルフィアです。
無事に帰国しました。
来月中旬の革新的バイオ・サイトビジットに備え、会議室の机を買い足しました。9人もいらっしゃるとのことで、準備を進めています。
学会の全日程が終了しました。午後に共同研究者に会い、明日、帰国します。
共同研究者の論文がひとつアクセプトされました。BINDSの支援課題のひとつです。(プレスリリースがあるかもしれませんので、雑誌掲載までは公表しません。)2017年の29報目です。
3つの抗体に関する論文が、今から2週間のオープンアクセスになっています。この機会にダウンドードしてみてください。
MAPtagについて、特許庁から「登録査定」を受領しました。
PMab-38のエピトープマッピングの論文のリバイスを投稿しました。
PMab-38のエピトープマッピングの論文のリバイスが来ました。アメリカに来ると、なぜか論文のリバイスなどが届き、夜も忙しくなります。
PMab-52の論文の続報がアクセプトされました。2017年の28報目です。
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Harada H, Kagawa Y, Konnai S, Kato Y*.
Expression of cat podoplanin in feline squamous cell carcinomas.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
夜、ボストンに到着。明日から2日間、AACRのTumor Immunology and immunotherapy(@ボストン)に参加します。
47-mG2aの論文の下書きが出来上がりました。ラボメンバーで推敲後、共同研究の先生方に見て頂き、今月中には投稿予定です。今回は合計20近くのFigure/Tableで、久しぶりの大きな論文です。
EMab-134の論文がアクセプトされました。2017年の27報目です。
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Chang YW, Harada, H, Kato Y.
Establishment of EMab-134, a sensitive and specific anti-epidermal growth factor receptor monoclonal antibody for detecting squamous cell carcinoma cells of the oral cavity.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
10月3日から2日間、AACRのTumor Immunology and immunotherapy(@ボストン)に参加します。
標茶町育成牧場に来ました。
革新的技術開発・緊急展開事業(うち地域戦略プロジェクト)実証研究型 「牛難治性疾病に対する疾病横断的予防・治療法創出の実証研究」(課題ID番号:16817557)平成29年度 第2回研究推進会議(現地検討会)で発表しました。
代表の今内先生。
標茶町育成牧場場長の類瀬先生。
現在投稿中の7報のうち、2報がようやくreviewに入りました。
来年度の予定もそろそろ。。。
AACR2018に参加申し込みをしました。
昨年の引用数を超えました。
国立がん研究センターを訪問しました。
水曜日から金曜日まで、全国5カ所(大阪、つくば、千葉、東京x2)を回りました。かなりハードでした。
糖鎖創薬の第一回研究推進会議(@AMED, 大手町)に出席しています。
今回は分担研究者として発表しました。<CasMabを作ったところで、がんのheterogeneityが解決できるのか?効くのか??>という根本的な質問が評価委員の先生から頂きました。とても大切なポイントであり、各方面から常に質問されることですので、しっかりと考えいきたいと思います。
<GpMabの認識形態はどのようになっているのか?>という質問もありました。また、共同研究先の先生に相談してみたいと思います。これも以前からの課題です。
午前の部が30分延長しましたので、終わりも30分遅くなるのか?
みなさん、ランチで外に出かけ、会議室は空っぽに。。。今日もランチ抜きで、仕事の続きです。
つくばの企業を訪問しました。有意義な議論ができました。
PMab-48の論文を投稿しました。
大阪で、企業と共同研究の打ち合わせを4時間を行いました。
PMab-48の論文の英文校正が、もう返ってきました。エコノミーでお願いしたのですが、エクスプレスのスピードです。助かります。
H2Mab-139の論文を投稿しました。英文校正が10時間ぐらい早めに納品されました。
ラボHPのトップページの写真を変更しました。
PMab-48の論文を英文校正(エコノミーコース)に出しました。
H2Mab-139の論文を英文校正(エクスプレス)に出しました。
H2Mab-139の論文を書きました。
PMab-48の論文を書きました。
BINDSのロゴが決定したようです。素敵なロゴだと思います。
CMab-43の論文が掲載されました。
Itai S, Fujii Y, Nakamura T, Chang YW, Yanaka M, Saidoh N, Handa S, Suzuki H, Harada H, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y.
Establishment of CMab-43, a Sensitive and Specific Anti-CD133 Monoclonal Antibody, for Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., https://doi.org/10.1089/mab.2017.0031
(PDF)
著者全員の確認が取れましたので、H2Mab-119論文を投稿しました。
H2Mab-119論文の英文校正が返ってきました。今回も、英語はとてもよく直すところがほとんどない、という高評価。
大阪日帰り出張で、企業と打ち合わせを行いました。有意義な議論ができました。
H2Mab-119論文用の最終データが揃い、英文校正に出しました。
H2Mab-119の論文を書きました。あとひとつ図を追加して、来週には投稿します。これが2017年に掲載されれば、2017年の30報目です。今年の論文投稿はここまでで一区切り。ラボメンバーがよく頑張りました。
EMab-51の論文がPubMedに掲載されました。PubMedに掲載されると、<掲載された!>と実感がわきます。今の若い人たちは、Googleあるいはon lineでしょうか?我々の学生時代は、レプリントが届いた時、あるいは雑誌に掲載された論文を図書館で見た時が嬉しかったですが、それも昔の話です。。。
Itai S, Kaneko MK, Fujii Y, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Handa S, Chang YW, Suzuki H, Harada H, Kato Y.
Development of EMab-51, a Sensitive and Specific Anti-EGFR Monoclonal Antibody in Western Blot and Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., https://doi.org/10.1089/mab.2017.0028 (PDF)
遺伝子組換え実験室の視察が無事に終了。
EMab-51の論文がMABに掲載されました。
Itai S, Kaneko MK, Fujii Y, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Handa S, Chang YW, Suzuki H, Harada H, Kato Y.
Development of EMab-51, a Sensitive and Specific Anti-EGFR Monoclonal Antibody in Western Blot and Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., https://doi.org/10.1089/mab.2017.0028 (PDF)
PMab-38_epitopeの論文を投稿しました。これが2017年中に掲載されれば、2017年の30報達成です。2017年もあと3ヶ月半。あと3〜4報の投稿を目指します。
CMab-43のproofを雑誌社に返しました。
(再掲載)第2回抗体創薬研究セミナーを開催します。
第2回 抗体創薬研究セミナー
日時:11月2日(木) 午後2時~午後3時
場所:星陵会館2階・大会議室(医学部・生協の二階)
講演者:北海道大学大学院獣医学研究科 准教授 今内 覚 先生
タイトル:『動物用バイオ医薬品の開発』
*会場は以下のB10です。
PMab-38のepitope mappingの論文を、英文校正に出しました。明日の午後5時半に戻ってきますので、明日の深夜に投稿予定です。
CMab-43のproofが来ました。明日の早朝に雑誌社に返事をします。
PcMab-47_OSCCの論文が、PubMedに掲載されました。
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Harada H, Kato Y.
Immunohistochemical Analysis Using Anti-Podocalyxin Monoclonal Antibody PcMab-47 Demonstrates Podocalyxin Expression in Oral Squamous Cell Carcinoma Cells.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., September 2017, ahead of print. https://doi.org/10.1089/mab.2017.0030 (PDF)
プレートウォッシャー4台が久しぶりに並びました。右側の機種は、8年前、沢先生の科研費の分担で購入させて頂いたプレートウォッシャーです。これを使って、LpMab-2などを樹立しました。懐かしいです。
PcMab-47_OSCCの論文が、MABに掲載されました。
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Harada H, Kato Y.
Immunohistochemical Analysis Using Anti-Podocalyxin Monoclonal Antibody PcMab-47 Demonstrates Podocalyxin Expression in Oral Squamous Cell Carcinoma Cells.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., September 2017, ahead of print. https://doi.org/10.1089/mab.2017.0030 (PDF)
知財の取り扱いについて、本部、知財部、企業の方々と、1号館で会議を実施しました。その後、ラボの会議室で、企業の方々と今後の研究開発方針に関するディスカッションを行いました。やはり、ラボに会議室があると便利です。
早速、EMab-134の論文のminor revisionが来ました。今回はとても早い対応でした。こういうのは気持ちがいいです。日付が日曜日に変わりましたが、revisionを投稿しました。これがアクセプトされれば、2017年の27報目です。残り4ヶ月であと3報。
EMab-134の論文が、投稿から3週間経ってようやくreviewに入ったようです。
以下の通り、第2回抗体創薬研究セミナーを開催します。
第2回 抗体創薬研究セミナー
日時:11月2日(木)の午後2時~午後3時
場所:星陵会館2階・大会議室
講演者:北海道大学大学院獣医学研究科 准教授 今内 覚 先生
タイトル:『動物用バイオ医薬品の開発』
*会場は以下のB10です。
BINDS(バインズ)の支援を正式に開始しました。東北大学としては、抗体に関するあらゆる支援を行います。
支援というのは何をしてくれるの?という疑問がまずあると思います。当然だと思います。なぜならば、私たちの周囲でも、無意味な”支援”をしていることが多いからです。支援というのは、依頼者が本当に必要としていることを、必要に応じて効率よく実施し、依頼者の成果を最大化することが目的だと考えています。
このBINDSは、前プロジェクトのPDISの経験を踏まえ、タンパク質、抗体、構造解析、ゲノム解析、など、あらゆる要望に対応できる、素晴らしい支援システムです。支援実施者は、それぞれの分野のエキスパートであり、公募によって選ばれています。まずは、コンサルティングからご利用頂きたいと思います。すべて無償です。
chPcMab-47の論文が2週間フリーとなっています。
Kaneko MK, Kunita A, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Chang YW, Handa S, Ogasawara S, Ohishi T, Abe S, Itai S, Harada H, Kawada M, Nishioka Y, Fukayama M, Kato Y.*
Anti-Podocalyxin Antibody chPcMab-47 Exerts Antitumor Activity in Mouse Xenograft Models of Colorectal Adenocarcinomas.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., 36(4): 157-162, 2017
BINDSのシンポジウムに参加しています。夕方、我々の発表もあります。代表研究者全員が、ポスター発表を行います。
今日から、正式に支援申し込みが開始されます。
未来センターの企画部の先生方と会議を行いました。
拡張スペースと現在のスペースの間の穴に、きれいな木枠が付きました。ラボがとても使いやすくなり、壁に穴を開けてよかったです。来週は清掃が入り、来月からいよいよ使用開始です。
本日プレスリリースの研究『イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1 抗体)の開発にはじめて成功』の研究代表の、北海道大学獣医学・今内覚先生には、11月2日(木)に、東北大学未来科学技術共同研究センターおよび医学系研究科において、ご講演をして頂く予定です。詳細は後日お知らせ致します。
今回も、北大・AMED・東北大が協力して、雑誌掲載前にプレスリリースを準備していましたが、残念ながら、エンバーゴの連絡がNPGからなかったようです。最近、Editorをやっていても、かなりの不備を感じています。I.F.も昨年から1も下がり、4.259になっています。
日経新聞:北大と東北大と扶桑薬品など、イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗 PD-L1 抗体)の開発に成功
Kabutan:扶桑薬が反発、北大などとイヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬の開発に成功
扶桑薬品工業<4538>が反発している。北海道大学がこの日、同大や東北大学、扶桑薬などで構成する研究グループが、イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1)の開発に初めて成功したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。
同研究グループでは、イヌの腫瘍治療に応用できる免疫チェックポイント阻害薬としてラット-イヌキメラ抗PD-L1抗体を開発し、難治性の悪性腫瘍に罹ったイヌに対する臨床応用研究を行った結果、悪性黒色腫と未分化肉腫に罹ったイヌの一部で明らかな腫瘍の退縮効果が確認されたという。また、悪性黒色腫では肺に転移した後の生存期間を延長する効果も示唆されたとしており、悪性黒色腫をはじめとしたイヌの難治性腫瘍の治療薬として期待できるとしている。
東北大学プレスリリース:イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1 抗体)の開発にはじめて成功
~北海道大学動物医療センターにおける臨床研究成果~
東北大学未来センタープレスリリース:イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1 抗体)の開発にはじめて成功
~北海道大学動物医療センターにおける臨床研究成果~
東北大学医学部プレスリリース:イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1 抗体)の開発にはじめて成功
~北海道大学動物医療センターにおける臨床研究成果~
北大プレスリリース:New therapeutic antibody for dog cancers
AMEDプレスリリース:イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1 抗体)の開発にはじめて成功
~北海道大学動物医療センターにおける臨床研究成果~
プレスリリース:イヌのがん治療に有効な免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1 抗体)の開発にはじめて成功
~北海道大学動物医療センターにおける臨床研究成果~
イヌの死因の約3割は悪性腫瘍(がん)であるとされており,特に高齢犬ではその傾向が高いと考えられます。イヌの腫瘍に対しては現在,外科療法・放射線療法・化学療法の3大療法が主として用いられていますが,イヌの体への負担や副作用,がん種と療法との相性などの面で制限を受ける場合も多く,3大療法に加えて新たな治療戦略の開発が望まれています。近年ヒト医療では,ニボルマブ(オプジーボ:抗PD-1抗体)に代表される免疫チェックポイント阻害薬が悪性黒色腫をはじめとした多くのがん種において著効を示し,免疫療法が第4の治療戦略として確立しつつあります。
これまで,北海道大学動物医療センターの高木 哲准教授,同大学院獣医学研究院の今内 覚准教授及び賀川由美子客員教授らは,イヌの難治性の腫瘍においてもPD-L1が頻繁に発現していることを報告してきました。そこで,イヌの腫瘍治療に応用できる免疫チェックポイント阻害薬としてラット-イヌキメラ抗PD-L1抗体を開発し,難治性の悪性腫瘍に罹ったイヌに対する臨床応用研究を行った結果,悪性黒色腫と未分化肉腫に罹ったイヌの一部で,明らかな腫瘍の退縮効果が確認されました。また,悪性黒色腫では肺に転移した後の生存期間を延長する効果も示唆されました。本開発技術は,悪性黒色腫をはじめとしたイヌの難治性腫瘍の治療薬として期待できる成果と考えられます。
なお,本研究の一部は,文部科学省科学研究費助成事業及びAMED創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業)の支援の下,東北大学と共同で行いました。
Proof2つ(EMab-51とPcMab-47)が来ました。
北海道大学との共同研究の成果が、サイエンティフィック・リポーツに掲載されました。
Maekawa N, Konnai S, Takagi S, Kagawa Y, Okagawa T, Nishimori A, Ikebuchi R, Izumi Y, Deguchi T, Nakajima C, Kato Y, Yamamoto K, Uemura H, Suzuki Y, Murata S, Ohashi K.
A canine chimeric monoclonal antibody targeting PD-L1 and its clinical efficacy in canine oral malignant melanoma or undifferentiated sarcoma.
Sci Rep. ,7(1):8951. doi: 10.1038/s41598-017-09444-2, 2017
5号館7階の拡張スペースと、現在のラボスペースがつながりました。壁に穴を開けてもらいました。合計約300平米となります。
PMab-52の論文を別の雑誌に投稿しました。
PMab-52の論文のmajor revisionが来ました。3人のreviewerがとても丁寧にコメントを下さいましたが、I.F.が1以下の雑誌とは思えないくらいの厳しいコメントでした。すぐに別の雑誌に投稿します。
昨年に続き、またしてもAACR-TARGETの抄録でrejectされてしまいました。論文にも出していないネタなのに、何を基準に審査しているのかわかりませんが、仕方がありません。発表なしになってしまいますが、勉強してきたいと思います。
大阪で有意義な議論を行いました。
我々が開発した抗体1件について、企業との独占的評価契約に入りました。AMED革新的バイオの成果のひとつです。
CMab-43の論文がアセクプトされました。2ヶ月半かかりました。2017年の26報目です。あと目標まで4報となりましたが、2017年に30報掲載というのは厳しそうです(アクセプトは何とかいけるかどうか)。
Itai S, Fujii Y, Nakamura T, Chang YW, Yanaka M, Saidoh N, Handa S, Suzuki H, Harada H, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y.
(*corresponding author)
Establishment of CMab-43, a Sensitive and Specific Anti-CD133 Monoclonal Antibody, for Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
論文のreviewをひとつ行いました。
ラボの拡張工事が開始。今日はパーティションの設営。
2報が選ばれています。
MAB8月号に、我々の論文が3報掲載されました。
倫理委員会の講習会に参加しました。大変勉強になりました。
試薬会社の方々とラボでディスカッションを行いました。
CMab-43の論文が、ようやくreviewに回りました。2ヶ月以上も放置されていました。
(再掲)第1回 抗体創薬研究セミナーを開催します。
抗体創薬研究分野では、抗体開発・研究に関わる様々な先生方をお呼びし、セミナーを開催していきます。地域イノベーション分野の時代には、創薬PF特別セミナーや、地域イノベーションセミナーを行っていましたが、新しい体制では初めての開催となります。
第1回 抗体創薬研究セミナー
主催:抗体創薬研究分野;共催:抗体創薬共同研究講座
日時:平成29年8月4日(金)午後3時〜4時
場所:医学部5号館7階リフレッシュルーム
講師:岡山大学医歯薬学総合研究科口腔機能解剖学分野
教授 沢 禎彦 先生
講演タイトル:ポドプラニンノックアウトマウスの硬組織形態形成について
<要旨>
脈管系の病理組織学領域で長い間重要な課題であったリンパ管鑑別マーカーの存在の有無は、今世紀初頭のpodoplanin(PDPN)の報告によって新しい局面を迎えました。すなわち、PDPNの腫瘍および腫瘍線維芽細胞における発現と分子標的薬としての可能性、および正常・病理組織における発現の機能的意義の解明で、前者は加藤研究室が世界をリードし、私たち解剖学者は後者を研究しています。PDPNは正常組織では、リンパ管内皮のほか、リンパ節線維芽細胞、唾液腺筋上皮、胸膜や腹膜などの中皮、また骨細胞など様々な細胞が発現します。今回は、ジーンターゲティングによって開発に成功したpodoplanin全身KOマウス、およびフロックスマウスとWnt1-Creマウスを応用した頭部神経堤外胚葉由来細胞のPDPN cKOマウス(Takara, PLoS One, 2017)の形態について、骨におけるPDPNの意義に関する幾つかの所見を合わせてお話しさせていただきます。
*今回は、ラボ内のセミナーとして開催しますが、もしご興味のある方がいらっしゃれば、加藤までご連絡ください。(参加人数が多くなる場合には、場所を変更する可能性があります。)
EMab-134の論文で、またやり直しの連絡が来ました。自分たちの論文の引用数が多すぎる、、、とのこと。実際に、我々の論文が多いこと、他の論文では説明がつかないことから、仕方がないのですが、困った雑誌です。無理矢理4報までに減らしましたが、これでまたやり直しであれば、取り下げようと思います。このような指摘をされる雑誌は20年間で初めてです。。。inviteされてこの扱いだと、やる気もなくなります。。。
論文2報がアクセプトされました。2017年は25報になりました。あと目標まで5報です。
Itai S, Kaneko MK, Fujii Y, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Handa S, Chang Yao-Wen, Suzuki H, Harada H, Kato Y.
(*corresponding author)
Development of EMab-51, a Sensitive and Specific Anti-EGFR Monoclonal Antibody in Western Blot and Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
Itai S, Yamada S, Kaneko MK, Harada H, Kato Y.
(*corresponding author)
Immunohistochemical Analysis Using Anti-Podocalyxin Monoclonal Antibody PcMab-47 Demonstrates Podocalyxin Expression in Oral Squamous Cell Carcinoma Cells.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
CMab-43のreviewの結果が来ません。2ヶ月待っても来ませんし、問い合わせても一切返事がありません。本日、しばらく返事がなければ、取り下げて他の雑誌に再投稿することを雑誌社に通達しました。
第1回 抗体創薬研究セミナーを開催します。
抗体創薬研究分野では、抗体開発・研究に関わる様々な先生方をお呼びし、セミナーを開催していきます。地域イノベーション分野の時代には、創薬PF特別セミナーや、地域イノベーションセミナーを行っていましたが、新しい体制では初めての開催となります。
第1回 抗体創薬研究セミナー
日時:平成29年8月4日(金)午後3時〜4時
場所:医学部5号館7階リフレッシュルーム
講師:岡山大学医歯薬学総合研究科口腔機能解剖学分野
教授 沢 禎彦 先生
講演タイトル:ポドプラニンノックアウトマウスの硬組織形態形成について
<要旨>
脈管系の病理組織学領域で長い間重要な課題であったリンパ管鑑別マーカーの存在の有無は、今世紀初頭のpodoplanin(PDPN)の報告によって新しい局面を迎えました。すなわち、PDPNの腫瘍および腫瘍線維芽細胞における発現と分子標的薬としての可能性、および正常・病理組織における発現の機能的意義の解明で、前者は加藤研究室が世界をリードし、私たち解剖学者は後者を研究しています。PDPNは正常組織では、リンパ管内皮のほか、リンパ節線維芽細胞、唾液腺筋上皮、胸膜や腹膜などの中皮、また骨細胞など様々な細胞が発現します。今回は、ジーンターゲティングによって開発に成功したpodoplanin全身KOマウス、およびフロックスマウスとWnt1-Creマウスを応用した頭部神経堤外胚葉由来細胞のPDPN cKOマウス(Takara, PLoS One, 2017)の形態について、骨におけるPDPNの意義に関する幾つかの所見を合わせてお話しさせていただきます。
*今回は、ラボ内のセミナーとして開催しますが、もしご興味のある方がいらっしゃれば、加藤までご連絡ください。(参加人数が多くなる場合には、場所を変更する可能性があります。)
第26回日本がん転移学会学術集会・総会に参加し、発表しました。
演題 : がん特異的podocalyxin認識モノクローナル抗体の樹立とin vivoモデルにおける有効性および安全性評価
発表者 : 山田慎二, 国田朱子, 大石智一, 深山正久, 川田学, 西岡安彦, 加藤幸成
発表日 : 2017年7月27日(木)
会場 : 大阪国際会議場、大阪
北大獣医学との共同研究の論文がアクセプトされました。プレスリリース予定です。
EMab-134の論文について、refに自分達の論文が多いということで、調整するように連絡がありました。このような指摘は初めてで、雑誌の方針だとは思うのですが、せめてEditor以降に判断してほしいものです。今回、この雑誌からはinviteがあって投稿したのですが、なるべく早くreviewに回ることを願っています。
DaMab-2の論文がon lineに掲載されました。
Nakano T, Ogasawara S, Tanaka T, Hozumi Y, Mizuno S, Satoh E, Sakane F, Okada N, Taketomi A, Honma R, Nakamura T, Saidoh N, Yanaka M, Itai S, Handa S, Chang YW, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y, Goto K.
DaMab-2: Anti-Human DGK Monoclonal Antibody for immunocytochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0023. (PDF)
EMab-51のminor revisionを投稿しました。
PcMab-47のminor revisionを投稿しました。
EMab-51とPcMab-47の論文のreviewの結果がようやく来ました。2ヶ月以上かかりました。minor revisionということで、本日中に対処します。
南カリフォルニア大学との共同研究の論文がサイエンティフィック・リポーツに掲載されました。2017年の20報目の掲載です。あと5ヶ月で10報の掲載を目指していますが、最近、雑誌社のレスポンスが遅いため、厳しいかもしれません。
Jung E, Gardner D, Choi D, Park E, Jin Seong Y, Yang S, Castorena-Gonzalez J, Louveau A, Zhou Z, Lee GK, Perrault DP, Lee S, Johnson M, Daghlian G, Lee M, Jin Hong Y, Kato Y, Kipnis J, Davis MJ, Wong AK, Hong YK.
Development and Characterization of A Novel Prox1-EGFP Lymphatic and Schlemm's Canal Reporter Rat.
Sci Rep., 7(1):5577. doi: 10.1038/s41598-017-06031-3., 2017
オランダの企業に、無事に抗体を4種類が到着。良い評価結果を待ちたいと思います。
共同研究者から連絡があり、DaMab-2のProofを提出されたようです。
医学部の教授会に参加。
オランダの企業とMTAを交わし、抗体を4種類送付しました。
共著者全員の確認をとり、PMab-52論文のProofを戻しました。
EMab-51論文、PcMab-47論文が、ようやくreview statusに入りました。投稿から2ヶ月放置されていました。
PMab-52論文のProofが来ました。
EMab-134の論文を投稿しました。先週、共同研究者の論文が投稿されましたので(29報目)、これが2017年の30報目です。2017年に30報の掲載が目標ですので、リバイスが繰り返されると目標は達成されません。よって、あと5報ぐらいを投稿できるように頑張ります。
EMab-51の論文を投稿して2ヶ月。何度問い合わせても、雑誌社から連絡がありません。これまで、Editorとしても頑張ってきたのですが、ここまでレスポンスもreviewシステムも機能しなくなったのであれば、残念ながら、この雑誌を育てることもできません。雑誌名称が変わってから、IFも出なくなってしまい、再申請を何度打診しても、来年やります、、、という返事が返ってきます。やる気を感じません。
他にも2報出していますので、合計3報のreviewが止まっています。もう少しだけ様子を見て、それでも対応がなければ、3つとも取り下げて、他の雑誌に出していきたいと思います。
抗体バンクに、抗HER2抗体の項目を追加しました。分譲開始です。
<抗体バンクについて>
本抗体バンクは、AMED創薬等支援技術基盤プラットフォーム(平成24年度~28年度)およびAMED創薬ライフサイエンス研究支援基盤事業(平成29年度~33年度)の成果です。上記のタグシステムや抗体は、簡単なMTA(AMED謝辞記載、再分譲不可、販売不可、など)を交わすことで無償で(タグ抗体のセファロースは1mlまで、各種抗体は100ugまで)供与可能です。分譲量が多い場合は、共同研究ベースとなります。ご希望の方は、下記にご連絡ください。
担当者連絡先:東北大学大学院医学系研究科抗体創薬研究分野 加藤 幸成
E-mail:yukinarikato@med.tohoku.ac.jp
H2Mab-77の論文がPubMedに掲載されました。
Itai S, Fujii Y, Kaneko MK, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Chang YW, Handa S, Takahashi M, Suzuki H, Harada H, Kato Y.
H2Mab-77 is a sensitive and specific anti-HER2 monoclonal antibody against breast cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., https://doi.org/10.1089/mab.2017.0026 (PDF)
EMab-134論文を英文校正(エコノミーコース)に出しました。休み明けに投稿予定です。これで、2017年の29報目。今年の目標まであと1報。。。
H2Mab-77の論文が掲載されました。
Itai S, Fujii Y, Kaneko MK, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Chang YW, Handa S, Takahashi M, Suzuki H, Harada H, Kato Y.
H2Mab-77 is a sensitive and specific anti-HER2 monoclonal antibody against breast cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., https://doi.org/10.1089/mab.2017.0026 (PDF)
EMab-134論文を書きました。
医学部教授会出席。
生化学のテクニカルノートが掲載されました。
創薬LSの正式支援は8月1日から開始となりますが、すでに創薬PFからの続きを5件、新たに7件、支援を実施中です。今日は、新たに開始した7件のうち、4件について、概要をAMEDに提出しました。
Nature Reviews Clinical Oncologyに、Duke時代の仕事が引用されました(ref. 90)。
PMab-52に関する続報を投稿しました。7月中に、あと1報仕上げます。
PMab-52に関する続報について、英文校正に出しました。今回もエコノミーコース(6円/word; 2日間)です。
H2Mab-77の論文のProofが来ましたので、共著者全員にご確認頂き、雑誌社に返しました。
午前は品川の企業訪問、午後から糖鎖創薬の分科会(@AMED、21階)でした。日帰りのハードなスケジュールが続きます。
高層階でのディスカッションは気分転換になります。和やかな会議でした。
午後の会議は、いつもの通り、緊張感がありました。3ヶ月後の分科会に向けて、成果を出していきます。
午前中に、薬理学の授業を3時限担当しました。新幹線に飛び乗り、午後からAMEDにて、創薬ライフサイエンスのユニット会議で発表しました。最終のこまちで仙台に戻るという日程で、しかも、仙台は大雨、東京は猛暑というハードな1日でした。。。明後日、糖鎖創薬の分担会議のため、またAMED出張です。
chPcMab-47の論文が掲載されました。ラボの新メンバーも、論文にデビューしました。
Kaneko MK, Kunita A, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Chang YW, Handa S, Ogasawara S, Ohishi T, Abe S, Itai S, Harada H, Kawada M, Nishioka Y, Fukayama M, Kato Y.*
(*corresponding author)
Anti-Podocalyxin Antibody chPcMab-47 Exerts Antitumor Activity in Mouse Xenograft Models of Colorectal Adenocarcinomas.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0020. (PDF)
PDIS
NICHeのリーダー会議に出席しました。
論文のreviewをしました。夕方の授業の前に引き受けましたが、夜中までには提出しました。
医学部教授会出席。
以下の2つの論文が、今日から1ヶ月間、フリーでダウンロードできます。
Characterization of the Anti-Bovine Podoplanin Monoclonal Antibody PMab-44
ChLpMab-23: Cancer-Specific Human–Mouse Chimeric Anti-Podoplanin Antibody Exhibits Antitumor Activity via Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity
PMab-52の論文がアクセプトされました。2017年の22報目です。これで、ヒト、マウス、ラット、ラビット、イヌ、ウシ、ネコのポドプラニンに対する、感度・特異性の高い抗体の樹立に成功しました。特に、ラビット、イヌ、ウシ、ネコのポドプラニンに対する抗体は、世界で東北大学のみが開発に成功しています。
Shinji Yamada, Shunsuke Itai, Takuro Nakamura, Miyuki Yanaka, Noriko Saidoh, Yao-Wen Chang, Saori Handa, Hiroyuki Harada, Yumiko Kagawa, Osamu Ichii, Satoru Konnai, Mika K. Kaneko, Yukinari Kato
PMab-52: Specific and Sensitive Monoclonal Antibody against Cat Podoplanin for Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
chPcMab-47の論文のProofを訂正して、雑誌社に出しました。8月号に掲載予定です。
北大との共同研究の論文が、PubMedに掲載されました。
Okagawa T, Konnai S, Nishimori A, Maekawa N, Ikebuchi R, Goto S, Nakajima C, Kohara J, Ogasawara S, Kato Y, Suzuki Y, Murata S, and Ohashi K.
Anti-Bovine PD-1 Rat–Bovine Chimeric Antibody for Immunotherapy of Bovine Leukemia Virus Infection in Cattle .
Frontiers in Immunology;8:650. doi: 10.3389/fimmu.2017.00650, 2017.
論文の査読依頼がきましたので、すぐに返事をしました。お知り合いの先生がEditorだと、なかなか断れません。忙しくて引き受けるのが大変なのですが、集中して1時間で済ませました。
chPcMab-47の論文のProofが来ました。
H2Mab-77(抗HER2抗体)の論文がアクセプトされました。2017年の21報目です。
Itai S, Fujii Y, Kaneko MK, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Chang YW, Handa S, Takahashi M, Suzuki H, Harada H, Kato Y.
H2Mab-77 is a sensitive and specific anti-HER2 monoclonal antibody against breast cancer.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
分子標的治療学会に参加します。
会議名 : 第21回日本がん分子標的治療学会
演題 : “Universal CTC-Chip”と抗ポドプラニン抗体NZ-1を用いた中皮腫細胞の捕捉
発表者 : 米田和恵、加藤幸成、田中文啓
期日 : 2017年6月15日(木)
会場 : 九州大学、福岡
会議名 : 第21回日本がん分子標的治療学会
演題 : 悪性胸膜中皮腫同所移植マウスモデルに対する新規マウス抗ポドプラニン抗体LpMab-21による抗腫瘍効果の検討
発表者 : 和泉俊尋、阿部真治、荻野広和、後東久嗣、埴淵昌毅、加藤幸成、西岡安彦
期日 : 2017年6月15日(木)
会場 : 九州大学、福岡
金沢大学がん進展制御研究所のホームページに、先週金曜日の講義の様子が掲載されました。
東北大学医学部からプレスリリースされました(牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬 (抗PD-1抗体)を、抗PD-L1抗体薬に続き開発)。
北海道大学からプレスリリースされました(Overcoming immune suppression to fight against bovine leukemia)。
日経新聞に掲載されました(北大と東北大など、牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬「抗PD-1抗体」を開発)。
NICHeからプレスリリースされました(牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬 (抗PD-1抗体)を,抗PD-L1抗体薬に続き開発)。
北海道大学からプレスリリースされました(牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬 (抗PD-1抗体)を,抗PD-L1抗体薬に続き開発)。
AMEDからプレスリリースされました(牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬 (抗PD-1抗体)を,抗PD-L1抗体薬に続き開発)。
北大との共同研究の成果をプレスリリースしました(牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬 (抗PD-1抗体)を,抗PD-L1抗体薬に続き開発)。
北大との共同研究の成果が雑誌に掲載されました(Anti-Bovine Programmed Death-1 Rat–Bovine Chimeric Antibody for Immunotherapy of Bovine Leukemia Virus Infection in Cattle)。
H2Mab-77論文のrevisionを投稿しました。
DaMab-2の論文がアクセプトされました。東北大学が抗体作製を実施しましたが、多施設共同研究の成果となっています。2017年の20報目になります。
Nakano T, Ogasawara S, Tanaka T, Hozumi Y, Mizuno S, Satoh E, Sakane F, Okada N, Taketomi A, Honma R, Nakamura T, Saidoh N, Yanaka M, Itai S, Handa S, Chang TW, Yamada S, Kaneko MK, Kato Y, Goto, K.
DaMab-2: Anti-Human DGK Monoclonal Antibody for immunocytochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0023.
PDIS
H2Mab-77の論文がminor revisionになりました。
University of Southern Californiaとの共同研究がScientific reportsにアクセプトされました。我々が開発したモノクローナル抗体が活用されています。創薬プラットフォームおよび革新的バイオの成果です。2017年の19報目になります。
CMab-43論文を投稿しました。1ヶ月で5報を執筆しましたが、これで一段落です。標的5種類に対し、新規抗体5種類の仕事をまとめました。6月末から、これらのリバイスが次々に来ると思います。
早いもので、5月も終わりです。新しいラボ体制で2ヶ月が経ちました。今月は、すべての出張をやめ、研究と論文に集中しました。6月からは打ち合わせや学会が始まります。担当の授業も始まりますので、忙しくなりそうです。
CMab-43論文を英文校正に出しました。
創薬プラットフォームの実績報告書・成果報告書を提出しました。これで、平成28年度の報告書の提出はすべて終了しました。
PcMab-47_OSCCの論文を投稿しました。
ここまで、2017年の業績は18報。もちろん、共同研究者の論文も含まれますが、ラボの論文も11報です。投稿中は7報(acceptable 1報、minor revision 1報、major revision 1報、submit 4報)。2017年に30報を達成するには、10月までにあと5報は投稿しないといけませんが、月に1報のペースです。今月は、週1報のペースで論文を投稿しましたので、何とか目標達成できそうです。
ラボメンバーの頑張りの成果ですが、共同研究者のご協力にも感謝しております。
Goto S, Konnai S, Okagawa T, Nishimori A, Maekawa N, Gondaira S, Higuchi H, Koiwa M, Tajima M, Kohara J, Ogasawara S, Kato Y, Suzuki Y, Murata S, Ohashi K.
Increase of cells expressing PD-1 and PD-L1 and enhancement of IFN-γ production via PD-1/PD-L1 blockade in bovine mycoplasmosis.
Immun Inflamm Dis. 2017 May 24. doi: 10.1002/iid3.173. [Epub ahead of print]
Abstract
INTRODUCTION:
Bovine mycoplasma, chiefly Mycoplasma bovis, is a pathogen that causes pneumonia, mastitis, arthritis, and otitis media in cattle. This pathogen exerts immunosuppressive effects, such as the inhibition of interferon production. However, the mechanisms involved in bovine mycoplasmosis have not been fully elucidated. In this study, we investigated the role of the programmed death-1 (PD-1)/programmed death-ligand 1 (PD-L1) pathway in immunosuppression in bovine mycoplasmosis.
METHODS:
In the initial experiments, we used enzyme-linked immunosorbent assay to measure interferon-γ (IFN-γ) from peripheral blood mononuclear cells (PBMCs) isolated from cattle with mycoplasmosis.
RESULTS:
Expectedly, IFN-γ production significantly decreased in cattle with mycoplasmosis compared with that in clinically healthy cattle. Concomitantly, flow cytometric analysis revealed that the proportions of PD-1+ CD4+ and PD-L1+ CD14+ cells significantly increased in peripheral blood of the infected cattle. Interestingly, the number of PD-1+ CD4+ and PD-1+ CD8+ T cells were negatively correlated with IFN-γ production from PBMCs in bovine mycoplasmosis. Additionally, blockade of the PD-1/PD-L1 pathway in vitro by anti-bovine PD-1- and anti-bovine PD-L1 antibodies significantly upregulated the production of IFN-γ from anti-mycoplasma-specific cells.
CONCLUSIONS:
These results suggest that the PD-1/PD-L1 pathway could be involved in immune exhaustion of bovine mycoplasma-specific T cells. In conclusion, our study opens up a new perspective in the therapeutic strategy for bovine mycoplasmosis by targeting the immunoinhibitory receptor pathways.
PcMab-47_OSCCの論文を英文校正に出しました。
PcMab-47_OSCCの論文を書きました。来週には投稿します。
医学部教授会出席。
Nuemket N, Yasui N, Kusakabe Y, Nomura Y, Atsumi N, Akiyama S, Nango E, Kato Y, Kaneko MK, Takagi J, Hosotani M, Yamashita A.
Structural basis for perception of diverse chemical substances by T1r taste receptors.
Nat Commun. 2017 May 23;8:15530. doi: 10.1038/ncomms15530.
Abstract
The taste receptor type 1 (T1r) family perceives 'palatable' tastes. These receptors function as T1r2-T1r3 and T1r1-T1r3 heterodimers to recognize a wide array of sweet and umami (savory) tastes in sugars and amino acids. Nonetheless, it is unclear how diverse tastes are recognized by so few receptors. Here we present crystal structures of the extracellular ligand-binding domains (LBDs), the taste recognition regions of the fish T1r2-T1r3 heterodimer, bound to different amino acids. The ligand-binding pocket in T1r2LBD is rich in aromatic residues, spacious and accommodates hydrated percepts. Biophysical studies show that this binding site is characterized by a broad yet discriminating chemical recognition, contributing for the particular trait of taste perception. In contrast, the analogous pocket in T1r3LBD is occupied by a rather loosely bound amino acid, suggesting that the T1r3 has an auxiliary role. Overall, we provide a structural basis for understanding the chemical perception of taste receptors.
味を感知する受容体のセンサー領域の立体構造を初めて解明
分子科学研究所
Nature communicationsに論文が掲載されました。
Nipawan Nuemket, Norihisa Yasui, Yuko Kusakabe, Yukiyo Nomura, Nanako Atsumi, Shuji Akiyama, Eriko Nango, Yukinari Kato, Mika K. Kaneko, Junichi Takagi, Maiko Hosotani & Atsuko Yamashita
Structural basis for perception of diverse chemical substances by T1r taste receptors.
Nature Communications 8, Article number: 15530, 2017,
doi:10.1038/ncomms15530
NICHe交流会に出席しました。80名程参加されていました。歴代のセンター長や、県、市からも多くの参加者があり、活発に議論がされました。
交流会の最初に、新任教授の挨拶として3分程、お時間を頂きました(最初は5分と言われていました)が、短い時間でしたので、最初の7枚の研究の話はスキップし、以下の最後の3枚のスライドを使い、NICHe着任後の3件のプレスリリースについて紹介しました。
1件目は革新的バイオの成果です。
2件目は北海道大学の今内先生のグループの成果です。創薬プラットフォームで支援させて頂きました。共同発表にして頂き、今内先生には感謝致します。
3件目は創薬プラットフォームの成果です。
革新的バイオの平成28年度成果報告書・実績報告書をAMEDに提出しました。
CMab-43論文のあらすじを書きました。精製抗体が取れ次第、すべてのデータを取り直していきます。
chPcMab-47論文がアクセプトされました。
2017年の18報目です。
Kaneko MK, Kunita A, Yamada S, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Chang YW, Handa S, Ogasawara S, Ohishi T, Abe S, Itai S, Harada H, Kawada M, Nishioka Y, Fukayama M, Kato Y.*
Anti-Podocalyxin Antibody chPcMab-47 Exerts Antitumor Activity in Mouse Xenograft Models of Colorectal Adenocarcinomas.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0020.
EMab-51の論文を投稿しました。次も頑張ります。
EMab-51の論文を英文校正に出しました。今回も、予算節約のため、abstract, introduction, results, discussion, figure legendsだけを抜粋し、エコノミーコースで校正してもらっています。
chLpMab-23論文がPuMedに掲載されました。
Kaneko MK, Nakamura T, Kunita A, Fukayama M, Abe S, Nishioka Y, Yamada S, Yanaka M, Saidoh N, Yoshida K, Fujii Y, Ogasawara S, Kato Y.*. ChLpMab-23: Cancer-specific Human–Mouse Chimeric Anti-podoplanin Antibody Exhibits Antitumor Activity via Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0014. (PDF)
chLpMab-23論文が掲載されました。
Kaneko MK, Nakamura T, Kunita A, Fukayama M, Abe S, Nishioka Y, Yamada S, Yanaka M, Saidoh N, Yoshida K, Fujii Y, Ogasawara S, Kato Y.*. ChLpMab-23: Cancer-specific Human–Mouse Chimeric Anti-podoplanin Antibody Exhibits Antitumor Activity via Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0014. (PDF)
EMab-51の論文を午後に書きました。データが揃い次第、投稿します。ペースが上がってきました。
PMab-52の論文を投稿しました。
PMab-52の論文を仕上げました。共著者からの返事を待って、投稿します。
PMab-44の続報がPubMedに掲載されました。
Characterization of the Anti-Bovine Podoplanin Monoclonal Antibody PMab-44.
PMab-44の続報がMABに掲載されました。
Yamada S, Honma R, Kaneko MK, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Takagi M, Konnai S, Kato Y.
Characterization of Anti-bovine Podoplanin Monoclonal Antibody PMab-44.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0016. (PDF)
PMab-52論文を英文校正に出しました。IHCのデータをひとつ追加したら投稿です。
H2Mab-77の論文を投稿しました。
Monoclonal Antibodies Immunodiagnosis Immunotherapyのインパクトファクターが今年から見ることができなくなったため、様々な方法で問い合わせたところ、ようやく返事がありました。
"At present this title does not have an impact factor. We are in the process of applying to Current Contents for acceptance. Thank you for your interest in Monoclonal Antibodies Immunodiagnosis Immunotherapy."
というメールが、Mary Ann Liebert, Inc.の担当者から来ましたので、Monoclonal Antibodies Immunodiagnosis ImmunotherapyのIFが復活するのを待ちたいと思います。
東北大学、ゲノム編集により糖鎖欠損細胞株の確立に成功
日経バイオで記事になったのは、2014年のCasMab発表以来です。
医学部教授会出席。
教授室の会議スペースに椅子を3脚導入。
これまで、お客さんには折りたたみ椅子に座ってもらっていましたが、いつもお客さんが後方に倒れそうになっていて、気になっていました。これで安心してディスカッションができます。
H2Mab-77論文の英文校正を出しました。
分子標的薬開発のための糖鎖欠損細胞株の確立
- カナダApplied Biological Materials社とライセンス契約を締結 -
NICHeのプレスリリース
分子標的薬開発のための糖鎖欠損細胞株の確立
- カナダApplied Biological Materials社とライセンス契約を締結 -
日経新聞
Proofを2つ返しました。
北大との共同研究の論文がImmunity, Inflammation and Diseaseにアクセプトされました。
今年の4つ目のプレスリリースです。
分子標的薬開発のための糖鎖欠損細胞株の確立(プレスリリース)
東北大学未来科学技術共同研究センター/東北大学大学院医学系研究科抗体創薬研究分野の加藤 幸成 (かとう ゆきなり) 教授、東北大学大学院医学系研究科抗体創薬共同研究講座の金子 美華(かねこ みか)准教授の研究グループは、分子標的薬の開発などライフサイエンス研究における糖鎖機能解析に有用な様々な糖鎖欠損細胞株の開発に成功しました。糖鎖欠損細胞株の開発により、東北大学で開発中の抗糖ペプチド抗体(GpMab)やがん特異的抗体(CasMab)のエピトープ解析にも威力を発揮します。
本研究成果は、2017年2月に、米国のがん研究専門誌Cancer Medicineに掲載されました。さらに、2017年5月に、各種糖鎖欠損細胞株についてApplied Biological Materials社(本社:リッチモンド、ブリティッシュコロンビア州、カナダ)とライセンス契約を締結しました。
本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(創薬等支援技術基盤プラットフォーム事業)によってサポートされました。また、2017年度から開始されたAMED創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業の支援制度の活用により、東北大学とのMTA(Material Transfer Agreement:研究成果物提供契約)の下に各種糖鎖欠損細胞株の譲渡を受けることが可能です。
加藤プロジェクトが、糖鎖とペプチドの両方をエピトープに含む抗ポドプラニン抗体を作製- カナダApplied Biological Materials社とライセンス契約を締結 -
・革新的バイオの加藤プロジェクトの4件目の導出案件です。
・abm社との2件目の契約になります。abm社との1件目は、PDISシリーズ細胞株で、本日のプレスリリースです。
PMab-44論文のProofが来ました。
chPcMab-47論文のProofが来ました。
PMab-52の論文を書きました。流れはできましたので、データが揃い次第、投稿します。
牛白血病抑制へ抗体開発 北大と東北大、畜試共同研究チーム
十勝毎日新聞
未来科学技術共同研究センター(NICHe)および抗体創薬研究分野の1ヶ月目は終わりました。あっと言う間でしたが、新人がみんな頑張ってくれています。NICHeの任期もあと59ヶ月です。
昨日、本年度から新しく開始する創薬ライフサイエンス事業の支援項目を掲載する「PDIS支援メニュー100+」の原稿執筆依頼がありましたので、すぐに仕上げて発送しました。
我々の2つの論文がOpen Accessになっています。この雑誌の普及のため、さらには我々の抗体について世界の研究者に知ってもらうため、かなり高いですが、Open Access代を支払っています。
PubMedに掲載されました。
Nishimori A, Konnai S, Okagawa T, Maekawa N, Ikebuchi R, Goto S, Sajiki Y, Suzuki Y, Kohara J, Ogasawara S, Kato Y, Murata S, Ohashi K.
PLoS One. 2017 Apr 26;12(4):e0174916. doi: 10.1371/journal.pone.0174916.
In vitro and in vivo antivirus activity of an anti-programmed death-ligand 1 (PD-L1) rat-bovine chimeric antibody against bovine leukemia virus infection.
Abstract
Programmed death-1 (PD-1), an immunoinhibitory receptor on T cells, is known to be involved in immune evasion through its binding to PD-ligand 1 (PD-L1) in many chronic diseases. We previously found that PD-L1 expression was upregulated in cattle infected with bovine leukemia virus (BLV) and that an antibody that blocked the PD-1/PD-L1 interaction reactivated T-cell function in vitro. Therefore, this study assessed its antivirus activities in vivo. First, we inoculated the anti-bovine PD-L1 rat monoclonal antibody 4G12 into a BLV-infected cow. However, this did not induce T-cell proliferation or reduction of BLV provirus loads during the test period, and only bound to circulating IgM+ B cells until one week post-inoculation. We hypothesized that this lack of in vivo effects was due to its lower stability in cattle and so established an anti-PD-L1 rat-bovine chimeric antibody (Boch4G12). Boch4G12 was able to bind specifically with bovine PD-L1, interrupt the PD-1/PD-L1 interaction, and activate the immune response in both healthy and BLV-infected cattle in vitro. Therefore, we experimentally infected a healthy calf with BLV and inoculated it intravenously with 1 mg/kg of Boch4G12 once it reached the aleukemic (AL) stage. Cultivation of peripheral blood mononuclear cells (PBMCs) isolated from the tested calf indicated that the proliferation of CD4+ T cells was increased by Boch4G12 inoculation, while BLV provirus loads were significantly reduced, clearly demonstrating that this treatment induced antivirus activities. Therefore, further studies using a large number of animals are required to support its efficacy for clinical application.
牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1抗体)の開発にはじめて成功
東北大学医学部のプレスリリース
牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1抗体)の開発にはじめて成功
東北大学のプレスリリース
北大と東北大など、牛難治性疾病の制御に応用できる免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-L1抗体)の開発に成功
日本経済新聞
北海道大学との共同研究の成果がPLOS ONEに掲載されました。
Asami Nishimori, Satoru Konnai, Tomohiro Okagawa, Naoya Maekawa,
Ryoyo Ikebuchi, Shinya Goto, Yamato Sajiki, Yasuhiko Suzuki, Junko Kohara,
Satoshi Ogasawara, Yukinari Kato, Shiro Murata, Kazuhiko Ohashi
In vitro and in vivo antivirus activity of an antiprogrammed death-ligand 1 (PD-L1) ratbovine chimeric antibody against bovine leukemia virus infection.
PLoS ONE 12(4): e0174916.
医学部教授会出席。
DaMab-2論文のrevisionを投稿しました。
我々の4つの論文が、MAB4月号に掲載されました。
chPcMab-47のrevisionを投稿しました。
chPcMab-47のrevisionが来ました。
本日、NICHeの辞令を頂きました。
論文のリバイスがひとつ来ました。今回はデータの取り直しです。
PMab-44の続報がアクセプトされました。2017年の15報目になります。
Yamada S, Honma R, Kaneko MK, Nakamura T, Yanaka M, Saidoh N, Takagi M, Konnai S, Kato Y.* Characterization of Anti-bovine Podoplanin Monoclonal Antibody PMab-44
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
医学部教授会出席。
創薬PFの支援案件の論文が掲載されました。
Shirakabe K, Omura T, Shibagaki Y, Mihara E, Homma K, Kato Y, Yoshimura A, Murakami Y, Takagi J, Hattori S, Ogawa Y.
Mechanistic insights into ectodomain shedding: susceptibility of CADM1 adhesion molecule is determined by alternative splicing and O-glycosylation.
Sci Rep., 7:46174, doi: 10.1038/srep46174, 2017
平成28年度創薬プラットフォームの報告書を事務に提出しました。これで、たまっていた報告書をすべて提出しました。事務からの追記・訂正が戻ってきましたら、AMEDに提出します。いよいよ、今年度のプロジェクトに本格的に集中できます。
平成28年度革新的バイオの報告書を事務に提出しました。
平成28年度橋渡し研究シーズAの報告書を提出しました。シーズAは、特許を出すことが目的のプロジェクトですが、昨年度末に特許を出願でき、しっかりと目標を達成しました。平成29年度も申請したのですが、学内選考で不採択に。。。これまで、100%特許申請を達成し、シーズBへ進めた案件、企業との共同出願した案件など、成功事例を増やしてきたのですが、あまり学内では評価されずに残念です。特許申請のための予算は、未だに不十分なため、研究を推進するには非常に貴重な財源です。来年度も挑戦します。
2つの論文がPubMedに掲載されました。
論文3つ(LpMab-23, mPmab-1, PcMab-47)が同時に掲載されました。
Ogasawara S, Kaneko MK, Yamada S, Honma R, Nakamura T, Saidoh N, Yanaka M, Yoshida K, Fujii Y, Kato Y.*
PcMab-47: Novel Anti-human Podocalyxin Monoclonal Antibody for Immunohistochemistry.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., DOI: 10.1089/mab.2017.0008, (PDF)
Yamada S, Ogasawara S, Kaneko MK, Kato Y.*
LpMab-23: A Cancer-Specific Monoclonal Antibody against Human Podoplanin.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0001., (PDF)
Yamada S, Kaneko MK, Nakamura T, Ichii O, Konnai S, Kato Y.*
Development of mPMab-1, a Mouse-Rat Chimeric Antibody against Mouse Podoplanin.
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., doi:10.1089/mab.2017.0002 (PDF)
chLpMab-23の論文がアクセプトされました。
Kaneko MK, et al.,
ChLpMab-23: Cancer-specific Human–Mouse Chimeric Anti-podoplanin Antibody Exhibits Antitumor Activity via Antibody-Dependent Cellular Cytotoxicity
Monoclon. Antib. Immunodiagn. Immunother., in press
PDISの支援案件の論文がアクセプトされました。
MAPtagの論文とPMab-44の論文が、PMCのfree articleに登録されました。これからさらに読んでもらえるようになると思います。
学会最終日です。この1週間に、昨年度の報告書提出のメールが続々と来ました。半分ぐらいは対処しましたが、まだたくさん残しながら、明日帰国します。完全に日本時間で生活していますので、日本に戻ればjet lagは解消されるでしょう。
様々なタンパク質研究に活用できる画期的タグシステムの開発 - 英国Absolute Antibody社と2件目のライセンス契約を締結 -
日経新聞
様々なタンパク質研究に活用できる画期的タグシステムの開発 - 英国Absolute Antibody社と2件目のライセンス契約を締結 -
未来科学技術共同研究センター
本日、地域イノベーション分野を終了します。この4年間、皆様に支えられ、とても充実した研究生活を送ることができました。深く感謝申し上げます。明日からは、新たな研究分野を立ち上げます。今後もご指導の程、よろしくお願い致します。
なお、以下のプロジェクトは本日で終了となります。
・地域イノベーション戦略支援プログラム(分担)
・創薬等支援技術基盤プラットフォーム(分担)
・革新的がん医療実用化研究事業(分担)
・橋渡し研究加速ネットワークプログラム・シーズB(代表)
・橋渡し研究加速ネットワークプログラム・シーズA(代表)
名古屋大学との共同研究の成果が、PubMedに掲載されました。
Ohka F,Yamamichi A, Kurimoto M, Motomura K, Tanahashi K, Suzuki H, Aoki K, Deguchi S, Chalise L, Hirano M, Kato A, Nishimura Y, Hara M, Kato Y, Wakabayashi T, Natsume A.
A Novel All-in-one Intraoperative Genotyping System for IDH1-mutant Glioma
Brain Tumor Pathol., doi: 10.1007/s10014-017-0281-0.
Brain Tumor Pathologyのon lineに掲載されました。
化学工業日報 7面 ライフイノベーションに、<東北大、たんぱく質、容易に検出 結合タグ開発、英社と提携>として記事が掲載されました。